>   > 野性爆弾、鳥居みゆきも目じゃない! テレ...

――お笑いブーム以後、これまでならテレビでは見られなかったカルト芸人も数多くメディアに進出している。だが、本当にディープで危険な笑いは、いまだテレビで目にすることはできない。カルト芸人の歴史を紐解きつつ、その存在意義を探ってみた──。

1106_warainoseisen.jpg
今年1月末に発売されたカルト芸人をアーカイブ化した「笑いの聖戦」(スコラムック)。カルト芸人53組のネタが見られるDVD付き。今回の特集でも参考にさせてもらいました!

 今年1月、人気番組『アメトーーク!』(テレビ朝日)の企画プレゼン大会で、"鳥居みゆき"が「地下芸人」を発表した。鳥居が番組に呼びたい芸人として名前を挙げたのは、"GO!ヒロミ44"、"脳みそ夫"、"汗かきジジイ"など、不穏な響きの芸名ばかり。普段、地上波でその姿を拝むことのない芸人が高視聴率番組の中でその名を轟かせた瞬間だった。

 また、話の流れとは関係ない支離滅裂なボケを挟みこんだネタを繰り広げ、「面白いがテレビ的にはヤバすぎて売れることはない」と認識されていた吉本興業所属の"野性爆弾"がテレビでブレイクを果たしたり、アングラ芸人を特集したムック本が発売されるなど、これまでカルト的な扱いを受けてきた芸人がスポットを浴びる機会が増えている。

 地下芸人、アングラ芸人とも呼ばれる「カルト芸人」に正確な定義があるわけではない。あえて挙げるなら、「舞台中心で一般のファンには受け入れがたい芸風」で、「常識に従わない言動が強い中毒性を持つ」という共通項を持つということだろう。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

サイゾープレミア

2017年2月号

過激な「マンガ」読本

過激な「マンガ」読本

"経済予測記事"はなぜハズれるのか?

    • 【経済予測記事】はご都合主義?
    • 経済学者が語る【金融緩和バトル】
    • 経済誌【制作の舞台裏】

カルチャー化する"メンヘラ"の謎

カルチャー化する
    • 【青山ひかる】が病みかわコス!
    • カジュアル化する【病み】
    • 【松永天馬】が語るメンヘラ

インタビュー

連載

    • 【平嶋夏海】もう少し遊びたかったんです。
    • 【山崎真実】Dカップの無為自然
    • MoeにKoiする5秒前
    • 大統領選を揺るがした【フェイクニュース】
    • 迫りくる教育の【2020年問題】
    • 高須基仁の「全摘」
    • 人はなぜ【忘年会】を開くのか?
    • 南米のマツリ・ダンス文化
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 月刊カルチャー時評/『真田丸』
    • 【ア・トライブ・コールド・クエスト】黒人音楽の常識を変えた!
    • 【恒例運転者事故続発】誤ったイメージ醸成の理由
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」
    • 『男子の生き様』俳優・宮城紘大
    • 増える依存症と経営赤字【カジノ法案】の真実
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/プーチン最強伝説
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【紙の月】女の正義は状況や気分によって容易に更新される
    • 磯部涼の「川崎」
    • アメリカにはない【日本のSM】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 更科修一郎の「批評なんてやめときな?」
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」