サイゾーpremium  > インタビュー  > 【石川瑠華】サブカル、シネフィル、人気マンガ原作……話題作出演の注目女優
インタビュー
P様の匣

【石川瑠華】自分を使って何かを表現したいんだという自我に気づきました

+お気に入りに追加

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

――サブカル、シネフィル、果ては人気マンガの原作など、さまざまな界隈の話題作に出演してきた、注目女優の思うところ。

2202_Z8A3059_520.jpg
(写真/宮下祐介)

街にいる女の子がスクリーンに映し出されたかのような親近感と、物語の渦に、観客を深く巻き込む唯一無二のキャラクター性を両立する、稀有な女優がいる。それが、石川瑠華だ。

『猿楽町で会いましょう』では都会に生きる20代の読者モデル、『うみべの女の子』では地方都市に住む中学生を演じて注目を集めている彼女は、大学在学中に演技ワークショップに出会い、芝居を始めた。

「将来は教師になろうと思っていたのに、大学という広い世界に出て、自分を使って何かを表現したいんだという自我に気づきました。でも、当時はおそらく、有名になりたいとか、大学の方々を見返したいという、自分の欲でいっぱいでした。目の前の相手や作品に誠実ではなかったのだと思います」

何者かになろうとするのは、大学生にありがちだが、彼女は一瞬にして才能を発揮したのだろう。

「いやいや、最初は自意識が強すぎて注意されていました。お芝居をしているときに自分の見られ方ばかり気になって。でも、講師の戸田彬弘監督に『もっと自由でいいんだよ』と言われて、お芝居だけじゃなく自分の人生も解き放たれたような感覚になれたんです」

彼女の演じるキャラクターは、作品ごとに表情や動作がガラリと変わる。振り切れているカメレオン俳優のたたずまいを感じるが、本人いわく、いわゆる憑依型ではないようだ。

「役に対して深掘りしていくと、最後は自分自身にぶち当たるんです。結局、他人にはなれないし、役に酔うことで作品をダメにしてしまうのが怖いんです。『うみべの女の子』では他人からの童顔という印象と、自分の大人になりきれてない感情を使って、自分を『成人した大人』ではなく『子ども』と思い込むことにしました。すると周囲の皆さんも子ども扱いしてくれるので、無理なく演じることができた気がします」

没入感のあるお芝居とは対にも思える、俯瞰の視線。最後に、今後の展望について聞いた。

「原作モノをやらせていただいて、多くのお客さんがすでに思い入れを持っている人物を大切に演じる喜びを知りました。できることなら、伝記に出てくるような実在した方を演じてみたいです」

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

(文/小峰克彦)
(写真/宮下祐介)
(ヘア&メイク/池田奈緒)
(スタイリング/岩渕真希)

石川瑠華(いしかわ・るか)
1997年3月22日、埼玉県出身。19年に『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督も携わった映画『イソップの思うツボ』で主演のひとりを演じ、21年には浅野いにおのマンガが原作の『うみべの女の子』に主演。ほかにも、昨年は第2回未完成映画予告編大賞出品作を受賞した『猿楽町で会いましょう』でもヒロイン役を務める。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2022年4・5月号

バーレスク東京・ももグラビア

バーレスク東京・ももグラビア

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ