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インタビュー
気鋭のラッパーとビート職人の邂逅!

【SILENT KILLA JOINT & dhrma】二足のわらじを履く俊才がありのままをも吐く

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――ラッパーとして、YouTuberとしても活躍するSILENT KILLA JOINTと、全国区に名を広めるビートメイカーのdhrmaのユニットによる必聴盤、ついにお披露目。

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(写真/黒瀬康之)

「僕、すごい人見知りなんで」――そう青年は言った。彼を〈かずきむぎちゃ〉として見れば冗談に聞こえただろう。しかし眼鏡の奥からこちらを窺いつつ、時に慎重に、時に人懐っこく話す様子からは、おそらく嘘ではないのだ。

 YouTuber第一世代として名を馳せ、後にSILENT KILLA JOINT (以下SKJ)名義でラッパーとしての活動もする彼が、ビートメイカーとして活躍の場を広げるdhrmaとデビュー作『DAWN』を完成させた。彼の曲は動画から想像もつかないような渋さや緩さがあるのだが、イメージが相反するともいえるYouTuberを今も続けている。その考えに迫ると「面白動画が好きなだけで、深い考えなんてないんですよ。それがダサいと言うなら聴かんといてって思いますね」と述べる。サラリと答えるさまは、数年前にアンチを激しく論破していた姿とはまるで違う。批判も制作の糧になり得るのか、という無粋な問いにも「まともな大人はアンチコメントなんて書きません。むしろ僕は同業者がSNSで愚痴るのが嫌ですね。ラッパーなら喜怒哀楽を曲にしろよって『MIDDLE FINGA』では歌ってます」と笑って答えた。

 こうした彼の考えは、ラップバトルでも一貫している。

「出所した頃、バトルはせぇへんやろなって思ってましたけど、シーンがデカなりすぎてて逆にオファーが来るんです」(SKJ)

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