サイゾーpremium  > 特集  > 裏社会学  > 過熱する【皇室報道】の問題点

――皇室が揺れている――。言うまでもなく、眞子内親王の婚約者・小室圭氏の母親が抱える金銭トラブルだ。現状、宮内庁はこれに対して沈黙を守り続けている中、各週刊誌の報道は過熱する一方ではあるが……。一連の記事を“メディア問題”として考えてみたい。

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第一報を伝えた「週刊女性」(17年12月26日号)。

「私たちは、今まで結婚に関わる様々な行事や結婚後の生活にむけて、二人で話し合い、それぞれの親や関係する方々と相談しながら準備を進めてまいりました。しかし、その過程で、現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました。」

 2月6日、宮内庁より、秋篠宮眞子内親王と小室圭さんの結婚関係儀式が延期されることが発表された。冒頭の文言は、それに際して示された眞子さまが記したとされるおことばであり、その末尾は次のように締めくくられている。

「私たちは、この度の延期を、新たな生活を始めるための時間を作る良い機会と考え、その時間を大切に、結婚までの期間を過ごしてまいりたいと思います。」

 あくまで準備不足のための延期であり、小室家の借金トラブル(後述)を報じた週刊誌報道が原因ではないという宮内庁のアナウンスだが、それを額面通り受け取ったメディアはなかった。

 週刊誌の皇室担当記者によれば、「今回の問題の発端となった、小室さんの母親の借金問題の第一報を報じたのは『週刊女性』(主婦と生活社)でしたが、その一誌にとどまっていればまだよかった。大きかったのは、その後『週刊文春』(文藝春秋)と『週刊新潮』(新潮社)でもこの借金トラブルが報じられたこと。特に『週刊文春』は、同じ版元の『文藝春秋』誌が、侍従長が寄稿するほどの権威ある雑誌だけに、皇室としても無視することができない」と話す。また、かつて「週刊現代」や「FRIDAY」(共に講談社)の編集長を務めた元木昌彦氏は「特に美智子皇后は、週刊誌をよくチェックしているといわれており、新聞広告を見て気になった記事は、コピーを取り寄せて熟読しているそうです。皇室としても一連の『借金トラブル報道』を無視できなかったのは、そのあたりの事情も関係しているのでは」と話す。

「伏せられた『小室家問題』に『秋篠宮家』が書いた穏やかなる『破談』の台本」(「週刊新潮」2月22日号)、「泣かないで眞子さま、これで良かったよ。『おカネがないのは構わない。分不相応な生活が問題なのです』」(「週刊現代」3月3日号)など、延期発表後の週刊誌には「破談」を意味する見出しなども見られるようになったが、そのトーンは各誌でやや異なると話すのは元木氏だ。

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