サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > スポーツアパレルブームがファッション界に【1】/【スポーツアパレル】がパリコレ占領中
第1特集
スポーツアパレルブームがファッション界に【1】

スポーツアパレルブームから読み解く世界の気分――ナイキのリストラは好調の証明!? スポーツブランドがパリコレ占領中

+お気に入りに追加

このところ、パリコレに出るようなハイファッションのブランドと、ナイキやアディダスなどのスポーツブランドのコラボが続いている。好調なのかと思いきや、ナイキの世界的なリストラが報じられるなど、不安な要素も多いようだ。ハイファッション化するスポーツブランドの狙いとは!?

1711_Sports_P090-093_P1_230.jpg
スカーレット・ヨハンソンも、産後ダイエットにヨガを取り入れた。セレブの間では、スポーツに合わせて、それぞれアパレルを変えているのだとか……。一張羅のTシャツじゃ、だめ?

 仏ブランド「ラコステ(LACOSTE)」が、パリのファッションウィークで2018春夏コレクションを披露したのは、9月27日のことだった。フランスで誕生したラコステは過去14年間、米ニューヨークでコレクションを発表してきたが、来年は創立85周年を迎える記念すべき年となる。そこで、ブランド発祥の地・パリのコレクションに回帰。チュイルリー庭園の屋外ランウェイで、新作を披露した。

 今回、ラコステのコレクションの中心的なテーマとなったのは、ずばり「スポーツ性」だった。コレクションをレポートした海外メディア「fashion.com」は、次のように書いている。

「ラコステはスポーツDNAを滲ませたコレクションを披露した。(中略)クリエイティブ・ディレクターであるフェリペ・オリヴェリア・バプティスタは、ストリートコードとブルジョア・ノームコアコードという、2つの相反する様相を結合。快適ながらシック、また活動的でありながら革新的なデザインで、ラコステだけのムードを紡ぎ出した」

 もともとスポーツウェアブランドとして設立されたラコステが、スポーツ性を前面に打ち出すこと自体は、なんら不思議ではない。ただ過去のコレクションと比べると、その傾倒ぶりは徹底していた。それらデザインはまるで、純粋なスポーツブランドのそれと見間違うほどだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年11月号

「異形と異端」が 動かすニッポン論

「異形と異端」が 動かすニッポン論

NEWS SOURCE

連載

    • 【マルサの女】橘 和奈
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • GROOVE SEQUENCE──NJSとLDHの親密な関係値
    • 【特別企画3】マッチングアプリが変えた恋愛の価値観
    • 乙女たちの官能界隈
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ