サイゾーpremium  > インタビュー  > P様の匣/【モンスター大陸】ブルースバンドと筋肉

――セッション仲間が集まったのが4年前。そこから怒涛のハイペースなリリースとライブを重ね、今やフェスで入場規制もかかるバンドが、2017年のブルースを奏でる!

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(写真/永峰拓也)

 チャートをのぞいてはやりの音楽をチェックすれば、ダンスミュージックばかりが受けている昨今、打ち込みを多用した“踊れる”楽曲をつくるバンドも増加中である。その中にあって、高々と「ブルース」を掲げ、骨太すぎる音を鳴らす若きバンド、それがモンスター大陸だ。

 もともとセッションをして遊んでいた仲間が集まり、2012年に正式結成。以降、わずか3年でアルバム6枚をリリースし、フジロックフェスティバルやライジング・サン・ロックフェスティバルほか名だたるフェスに参加するなど着実に知名度を上げてきたが、16年、突如メンバーチェンジによる活動休止。新たなバンドスタイルを再構築し、今年からまた活動を本格的に再開する。前途洋々に見える彼らだが、メンバー全員20~30代前半の若さにして、ブルースバンドとして世に出たことには少なからず葛藤もあったという。

藤倉 「中学校くらいからおじさんたちに混じってブルースセッションをやってて、その流れでバンドを結成したんですが、気づいたら上の世代のファンも増えていて。それはそれでうれしいですけど、やっぱり同世代に受け入れてもらいたいという思いは強いですね」

千賀 「そうですね。ブルースだけの作品を押し付けようとは思ってないし、ここ最近の楽曲ではプログレ要素も入れたりすることで、同世代と一緒に騒げるようになってきたかな、と思ってます」

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