サイゾーpremium  > 連載  > 丸屋九兵衛の音樂時事備忘「ファンキー・ホモ・サピエンス」  >  『丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」』
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【25】

【テイマー・ブラクストン】暴露と覗き趣味の現代に。リアリティショウとR&B

+お気に入りに追加

『Love and War』

1508_FHS_1.jpg

テイマー・ブラクストン(発売元:Epic)

可愛い末っ子から、ふてぶてしいお茶の間スターに成長したテイマーが放った、13年ぶりのソロ・アルバム。アリアナ・グランデさえいなければビルボード1位になれたのに……という売れ行き。実際に、プロデューサー兼リアリティショウの相方である夫ヴィンセント・ハーバートの援護により、充実の仕上がりを見せている。


 クリス・ロックといえば、90年前後のヒップホップ・シーンに最大限の敬意を表しながら、当時の人気ラップ・グループ「NWA」(通称=世界で最も危険なグループ)をパロディ化した93年の映画『CB4』で主演と脚本を担当して以来、我々ヒップホップ・ファンの心にその名が刻まれている男である……「最もわかっているコメディアン」として。いかに日本でクリス・タッカーと混同されようとも。

 そんな彼の最新映画が、先頃日本でもソフト化された『トップ・ファイブ』だ。クリス・ロック演じる主人公アンドレ・アレンはシリアスなアクターへの転身を目指しているコメディアン/俳優。リアリティショウ・スターのエリカ・ロングとの結婚を目前に控え、自分の人生とキャリアを見つめ直すことになる……。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年11月号

「異形と異端」が 動かすニッポン論

「異形と異端」が 動かすニッポン論

NEWS SOURCE

連載

    • 【マルサの女】橘 和奈
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • GROOVE SEQUENCE──NJSとLDHの親密な関係値
    • 【特別企画3】マッチングアプリが変えた恋愛の価値観
    • 乙女たちの官能界隈
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ