サイゾーpremium  >   > 【女子アナ】全財産はタッタの3万円?

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『パンチラ見せれば通るわよっ!―テレビ局就活の極意』霜田明寛(タイトル)

 20代中盤で、主にロケ番組を担当する女子アナのD子。堀北真希似のルックスで、社内外でそこそこ人気のある女子アナだ。だが、当の本人は…やさぐれている。ズバリ、原因は「お金」だ。

 地方の国立大を卒業後、女子アナになったD子。仕事も順風満帆なのかと思いきや、「仕事だけは……ね」と苦笑いした。「確かに、レギュラーで露出させてもらえる仕事がちゃんとあるのは、女子アナにとって一番大事なこと。その点では、会社にとても感謝しています。だけど、人に見られる商売なので、それなりにお金もかかるんですよ。でも、正直このままじゃジリ貧になるだけです」と頭を抱えている。

 たまたま持っていた彼女の預金通帳をこっそり見てみると、そこには「3万5600円」という数字。

「私の全財産です。田舎のテレビ局で、家賃や物価が安くても給料も安いので、貯金なんて夢のまた夢なんです。この前も、別の地域で頑張っている女子アナ仲間5人と久々に会いましたが、全員がそんな状況。最近は、早朝勤務からの時間外手当をカットされたり、帯番組での軽食が出なくなったりと、とにかく女子アナとして日々の仕事をまともに維持することにお金をかけるだけで、全部給料が消えてしまう。司会とかの副業も、最近は上司が必死で副業を探しているので、下っ端がこそっとやると、それこそ大問題になる。世知辛い世の中になったもんですよね」

 では、貯金できる、できないの“分かれ目”は、どこにあるのか。

「やっぱり、衣装代をどれだけ経費で補てんしてもらえるかによると思います。スタジオ収録の番組やニュース番組だと、基本的にはスタイリストやヘアメイクがいるので、それほどお金もかからないし、困ることもない。困るのは、ロケ番組をガッツリ担当した時。それこそ、頭から足の先まで、基本は“自前”です。なのに、スタジオ番組担当の女子アナと同じ待遇。ホント、やってられない!!皆、口にしているのは『月に5万円でも出れば、生活もだいぶ楽になるのになぁ』ということ。最近、女子アナが交際相手にお金持ちを選ぶパターンが増えているのは、こうした現実問題も抱えているからなんですよ」

 意外に「ジリ貧な生活」を送る女子アナの実態だが、実はそんな中でも“金の猛者”のごとく、裏バイト的感覚で金を稼ぐ女子アナもいるにはいる。

 今年、31歳になった女子アナのE子。彼氏は、遠い地域の人気球団に属し、活躍が期待される現役プロ野球選手のXだ。

「まぁとにかく金遣いは荒いですからね。私なんかにも、ポンポンとブランド物を贈ってくれる。まぁ、これだけでだいぶお金も浮きますが、気づいていないのは彼氏だけ(笑)気に入らないモノ?もちろん、○フオクで売りさばきますー」

 このエピソードだけ聞くと、キャバクラ嬢も真っ青な内容だが、女子アナとして稼ぐ手法をすでに身につけているのが、彼女の強いところである。

「一番、手っ取り早い方法は合コンの幹事をすることですね(笑)せっかく、女子アナというモテる職業をやっているので、それを活かさない手はない。仲の良い後輩女子アナ1人くらい連れて行けば、男子の"参加希望者"は殺到します。そこで『お店もこっちで決めていい?』と敢えて幹事を申し出ます。あとは、お店と交渉して値段を決める。で、男子から勝手に"手数料"として1人あたり2~3000円ほど徴収しておくんです。これだけで、ご飯代も浮くしいい小遣い稼ぎができますよ。もっとも、さらにお金を得たい場合は口の堅い既婚者を捕まえることですかね。まぁ不倫関係にはなるのですが、これが一番儲かる!(笑)とにかく、貢がせ放題ですからね。そうなると、ちょっとずつでも貯金できるお金が増えてくるんです。理想?そういう人たちを何人か捕まえておいて、自分の給料には全く手を付けない生活が出来ればいいですねー。あとは、自分の嗅覚と人脈をいかに駆使して出会えるかどうか。それでも満足できない知り合いは、少し前に芸能人に転身して大物俳優の愛人をやってますけどねぇ」

 女子アナとキャバクラ嬢、どちらも業務的には変わらないのだろう――。


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