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【premium限定連載】芸能評論家・三杉 武の「実話誌」ゴシップ大賞【9】

番長・清原がシバいた巨人選手とAKB大島の緊縛濡れ場で"吉高由里子が指導"の謎

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"カストリ雑誌"などと揶揄されながらも魑魅魍魎が跋扈する芸能界において、一服の清涼剤として機能するオヤジ系実話誌の数々。普段は表立って語られないこれら愛すべき実話誌(一般週刊誌含む)の下世話なゴシップを、芸能評論家・三杉 武がランキング形式で解説する、実話誌時評――。

1位 独占! 大島優子"SM全裸"初濡れ場R-15映画(「週刊実話2月27日号」)
2位 清原が「のどごし〈生〉CM撮影」で巨人をシバキあげた!(「アサヒ芸能」2月20日号)
3位 どうした綾野剛 六本木で突然おチ●チ●丸出し(「フライデー」2月28日号)
4位 スクープした本誌だから書ける! 佐村河内守の正体!(「週刊文春」2月24日号)
5位 アエラは騙されなかった 佐村河内氏3時間インタビュー掲載を見送った「違和感」(「AERA」2月17日号)

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「週刊実話 2014年 2/27号」(日本ジャーナル出版)

 ゴーストライターに作曲させていたことが発覚した"現代のベートーベン"こと佐村河内守氏が話題を集めている。

 ゴーストライター兼共犯者の新垣隆氏による暴露会見はなんとも印象的だったが、その一方で真っ先に暴露したハズの「週刊文春」の存在感の希薄さが、活字世代の人間にとってはなんとも切ない限りだ。

 一昔前であれば見事なスクープは業界内外から高い評価を受けてもいいはずなのだが、悲しいかな世間一般のほとんどの人は今回の騒動が「文春」発信であることを知らない。実際、同じく活字世代の音楽業界の知人に話を振っても、「あれって『文春』がやったの? まったく知らなかったよ」と一瞬驚くも、慣れた指先は最新鋭のスマートフォンの画面をイジッている次第。当の知人、今回の佐村河内氏の騒動も、スマートフォンで見たインターネットニュースで知ったという。

 4位「文春」の"スクープした本誌だから書ける!"しかり、5位「AERA」の"アエラは騙されなかった"しかり、ことさらに自誌の手柄をアピールする見出しに陰ながらエールを送りつつも、紙媒体の哀愁を感じざるを得ない今日この頃だ。

 そうした中、3位に選んだのは「フライデー」の「どうした綾野剛 六本木で突然おチ●チ●丸出し」だ。

 最近売り出し中の若手俳優・綾野剛が寒風吹きすさぶ2月初旬の早朝、港区の某所をトロ~ンとさせた目で歩く姿を同誌がキャッチ。1度はタクシーに乗車したものの、車がわずか200mほど進んだところで車から飛び出し、六本木でまさかの立ションベンときた。

 残念ながら股間の詳細については触れられていないが、戸田恵梨香や橋本愛ら数々の人気女優と浮名を流す肉食系イケメンの立ちション姿と運命的に出会った張り込みカメラマンの力強い指先が、クラシック音楽のクライマックス同様に力強い旋律を奏でたことは容易に想像がつく。

 ガチンコにスクープを追い求める「フライデー」が、一瞬垣間見せたルチャリブレ的な見出しも含めて個人的には嫌いじゃない。

 2位は「アサヒ芸能」の「清原が『のどごし〈生〉CM撮影』で巨人をシバキあげた!」。

 最近は野球や競馬に力を入れるなど、完全に"オヤジ主義"を徹底している「アサ芸」が十八番の"清原ネタ"を披露。元プロ野球選手の清原氏が出演するアルコール飲料「のどごし〈生〉」のCMの舞台裏を明かしている。

 清原氏と巨人といえば、長渕剛の「とんぼ」の歌詞を地で行くような"やりきれない"関係のようだが、今回のCM撮影においても、ユニフォームの使用許可をめぐって一悶着あったとか。

 結果的には、渋々ながら巨人サイドに"勝利"するも、巨人の大ファンで知られるフリーアナウンサーの徳光和夫氏の「全力投球のスピードボールに空振り三振です」との実況にムッとしていたというくだりは、趣旨とは外れるが嫌いではない。

 こういった読み物的なエピソード表現こそ、実話誌の本領発揮ともいうべきところで高く評価した。

 そうした中、1位に選んだのは「週刊実話」の「独占! 大島優子"SM全裸"初濡れ場R-15映画」だ。

 昨年大晦日の『NHK紅白歌合戦』でグループからの電撃卒業発表をしたAKB48の大島優子。

 そんな話題のアイドルを我らがファンタジー界の猛者である「実話」が放っておくわけがない。導入からして、「12月末に公開される主演映画で一糸纏わぬ姿をお披露目する極秘プランまで浮上していた」というのだから、メンバー、ファンならずとも一瞬にして"チーム・サプライズ"の仲間入りだ。

 本章では、のっけからライバルである前田敦子の女優業の不調ぶり? を腐し、「前田と仲が良かった大島は相当の危機感を持っていますよ」(芸能プロ関係者)とMAXハイテンション。

 ここで、オヤジウケの良い若手人気女優の吉高由里子が颯爽と登場し、「『蛇にピアス』で超ハードな全裸濡れ場をスクリーンで晒し話題をさらった」として、大島が吉高という成功例をまねて官能女優へのイメチェンを決意したとしている。

 ここでなぜ、突然に吉高が出てくるのかなんて野暮なツッコミは無用。

 百歩譲って大島と吉高は月9ドラマ『私が恋愛できない理由』で共演経験があり、プライベートでお互いの悩みを相談し合っている可能性もなくはないなんてこちらが勝手にフォローしようとしたところで、そんなデータすら一切必要としないのが「実話」の"ハイスパートレスリング"だ。

 余計なつなぎ技など無用とばかりに、一気にたたみかける。

 大島の所属事務所の事情に言及し、「最近、事務所の社長をジュニアが引き継いだ。元日本テレビにいたヤリ手で、この種のイメチェンに対し全く抵抗がないそうだ」(芸能プロ関係者)

 さらに、大島が「AKB48一のエロ肉体の持ち主」とし、作家の馳星周氏の小説『M』に収録された『眩暈』という短編をベースにした映画作品に出演し、「絶対に外せないのがボンデージ姿のまま椅子に縛られ、ある中年男性に凌辱されるシーン」(製作関係者)と煽っている。

 とはいえ、後半部では、共演者の候補として瑛太や真木よう子、佐藤浩市、西田敏行、浅野忠信、木村拓哉、監督として『さくらん』、『ヘルタースケルター』の蜷川実花氏、『人のセックスを笑うな』、『ニシノユキヒコの恋と冒険』の井口奈己といった具体的な名前も挙げており、まったくのフィクションと思わせない仕上がりになっている。

 この記事が実話になるかどうかはさておき、何かとピリピリムードの昨今において常にダイナミックな攻めの姿勢を貫くあたりには、たとえ愚かな懐古主義と蔑まれようとも、ファンタジーをこよなく愛するマスコミ人のひとりとして、否応なく愛着を感じてしまうのである。

三杉 武(みすぎ・たけし)
大学を卒業後に全国紙で記者を経てフリーに転身。記者時代に培った独自のネットワークを活かして、芸能評論家として活動。週刊誌やスポーツ紙で独自の視点からコメンテーターを務めるほか、スクープ記事も手掛けている。アイドルやアニメ、TRPG、プロレスなどのサブカルチャーにも造詣が深い。
2012年には『AKB48総選挙2012公式ガイドブック』にて、10論客として第4回AKB48選抜総選挙の予想および解説を担当。翌2013年にも『AKB48総選挙2013公式ガイドブック』にて、8論客として、第5回AKB48選抜総選挙の予想および解説を務める。

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