サイゾーpremium  > インタビュー  > 【日本エレキテル連合】──女芸人が目指すコントの頂

──年頃の女が2人、東京郊外の一軒家で寝食を共にし、共依存を深め合いながら邁進するコント職人への道──

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(写真/梅川良満)

 弁議士の愛人と本妻、老人と人形など、一度見たら頭に焼きついて離れないキャラクターで、アクの強いコントを繰り広げる日本エレキテル連合。ネタ作りをする中野聡子は、「子どものときに見たもので、忘れられない映像ってあるじゃないですか。そういうトラウマみたいなものをコントで与えられたらなと。しつこく他人の脳内に入りたいんです」と語る。しかし、素の彼女は、いたって普通の女の子。

中野「真面目で生活がまったくつまんないので、不幸な女性の人生とかに興味があって、日曜の昼にやってるようなドキュメンタリーをいっつも見てます。外出はあんまりしません」

 そんな引きこもり気味の中野をかいがいしくサポートするのが、一緒に暮らす相方の橋本小雪だ。

橋本「私は毎日、中野さんがネタを作りやすいように調べものをしたり、いい案が浮かぶようにタイミングを見計らってコーヒーを入れたり、近所づきあいをしたり」

 現在、2人はタイタンの所属だが、売れない頃の爆笑問題の2人の関係にも似ているような。

中野「爆笑さんもそういう関係だったと聞いて開き直ったところもあって。ちょっと前まで私も橋本さんにほとんど養ってもらってました」

 大阪時代には小道具代や、それを保管する倉庫代で借金がかさみ、一度はお笑いを辞めたこともあったが、完済して心機一転東京に出てきた。そこで所属することになったのがタイタンだったのだ。

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