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芸能界からは引く手あまた!

旧態依然な体操協会の派閥争いが加速させた田中理恵引退の真相

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体操女子日本代表 田中恵理の引退

体操女子日本代表として活躍した田中理恵は、腰痛により休養していたが、26歳で引退を発表した。「日に日に(体操から)気持ちが遠のいていくのを感じた」と引退の理由を会見で口にしたが、初出場だったロンドン五輪では25歳という体操界では遅咲き。現在は日本体育大学の職員をしているが、今後の芸能活動にも注目が集まる。

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「私が引退を決断した大きな理由は、ロンドン五輪が終わってから選手として達成感を味わうことができました。五輪が最高の目標だったということもありますし、自分自身納得のいく体操人生を送れました」

 先月19日の引退会見で、このように語ったロンドン五輪体操女子日本代表の田中理恵。2012年のロンドン五輪後、同年12月に行われた豊田国際体操競技大会(段違い平行棒のみに出場し優勝)を最後に、腰の故障を理由に休養を続けていた。

 田中の功績といえば、09年の全日本選手権2位、10年のアジア大会女子団体では銀メダルを獲得、12年のロンドン五輪では女子団体で8位入賞したことが挙げられる。これ以外にも、芸能人さながらの美貌から男性週刊誌では頻繁にグラビアで特集されていたことも記憶に新しい。

「体操界を牽引するほどの人気を誇った彼女が、試合に出場するとしないとではマスコミ取材や観客動員面において雲泥の差があります。そこで、彼女が勤務している日本体育大学(以下、日体大)や日本体操協会幹部の中には、体操競技の認知度やイメージアップのために、まだまだ田中の威光にあやかりたいと考える人たちがいました。実は田中自身、ロンドン五輪直後に引退を発表するつもりでしたが、15年に彼女の地元で開かれる『紀の国わかやま国体』まで現役を続けてほしいという、周囲からのラブコールを受け、日体大体操部の学生を指導しながら、腰痛のリハビリに励んでいたんです」(スポーツ紙記者)

 ところが事態は急展開を迎える。冒頭で触れたように、突如田中が引退を発表したのだ。それにしてもなぜ、国体の出場を断念してまで決意したのだろうか? この裏には、体操以外の田中の活動を良く思わない面々がいたという。

MEMO『田中理恵』
たなか・りえ。元体操日本代表。1987年、和歌山県生まれ。県立和歌山北高校を卒業後、日本体育大学に進学。2010年の世界選手権で日本女子選手としては初の「エレガンス賞」を受賞。

「昨年5月に東京ドームで行われた巨人戦の始球式をはじめ、2020年東京五輪招致団への抜擢、また9月の世界体操競技選手権では、同大会を放送したフジテレビのスペシャルナビゲーターとして出演……など、人気に比例し、田中の元にはテレビやCM出演など、さまざまなオファーが殺到し、休養中も目覚ましい活躍でした」(大手広告代理店社員)

 だが、彼女のメディアへの露出が増えるにつれて、次第に体操協会からは田中の競技外の活動に対して反発の声も上がっていたという。

「海外に目を向けると、走り幅跳びのダリヤ・クリシナ(ロシア)ややり投げのレリン・フランコ(パラグアイ)ら、競技を続けながらモデルとして活躍する女性アスリートも少なくありません。けれども、先月も、日本オリンピック強化スタッフも務めている『羽衣体操クラブ』(大阪府)に所属する井岡淑子コーチが女子選手を階段から突き落としたり、鼻を殴って骨折させる事件が明るみになったことからもわかる通り、他スポーツ同様、体操界も厳格な上下関係がいまだ残る体質です。選手が競技以外で目立つことを良しとしない風潮が、今でも根強く残っているんですよ」(前出のスポーツ紙記者)

 しかも田中は休養中ということもあって、その風当たりは日増しに強まっていったという。

「体操協会には複数の派閥【1】があるのですが、田中が指導する日体大派以外の幹部たちは『田中は何か勘違いしているんじゃないか』『タレント活動は現役を引退してからやってほしい』という嫌みばかりを口にしていましたよ(苦笑)。しかも、こうしたやっかみの声が協会内で次第に大きくなっていき、日体大派の幹部たちも見過ごすことができない事態にまで発展。一方の田中もリハビリは続けていたのですが、現役続行については曖昧な返答を繰り返すばかり。そのため、昨年9月、東京五輪開催が決定した後に、日体大派の幹部が田中と面会して、『現役続行か、それとも引退か』年内中に今後の進退を明らかにするよう、問い詰めたそうです」(同)

 日体大派以外にも、日本大学派や順天堂大学派、東京女子体育大学派といった派閥がお互いの権力を誇示し、牽制し合っているという体操協会。

「田中からしてみれば、本人が知らない間に協会内の権力闘争に巻き込まれた格好です。そもそも本人は、周囲から懇願されたため国体への出場を考えていただけで、当初より引退に気持ちは傾いていた。日体大派幹部との面会では、『じゃあ引退します』と即答したそうです」(同)

 ロンドン五輪まで競技一辺倒の生活を送っていた田中の現在は、日体大の教員という肩書で、『岡村隆史のスポーツ応援するぞ!』(BSフジ)などに出演しているが、今回の引退騒動は、今後の彼女の去就にも大きな影響を及ぼしそうだ。

「体操協会に対して、相当な不信感を持っているようです。ロンドン五輪直後は、体操界の発展のために後進の指導にも積極的に携わっていきたいと話していたのですが、今は体操競技から離れて、さまざまなことにチャレンジしていきたいと周囲にこぼしているそうです。実際、彼女のもとにはスポーツ番組のほかにも、某特別番組のマラソンへのチャレンジ企画やバラエティ番組、グラビアやファッション誌のモデル、大手化粧品メーカーのCM出演など、昨年にも増してオファーが殺到しています。体操界の封建的なしがらみから解放されつつある彼女は、浜崎あゆみのコンサートを訪れたり、若者向けファッションブランド『ヒステリックグラマー』でのショッピング、ボルダリングやロードバイクに挑戦したりと、プライベートを謳歌していますよ」(日体大関係者)

 もちろんその美貌から、彼女を評価する芸能事務所も少なくない。

「打ち合わせや収録などの現場に全身真っ黒のジャージ姿で現れるなど、ファッションセンスは田舎のヤンキー風なのですが(苦笑)、ルックスはもちろん、性格も負けん気が強くてタレント向き。また関西出身ということもあって、場数を積めばトークのほうも期待できます。しかも元アスリートや文化人はタレントに比べてギャラも安めの設定なので、テレビ局やクライアント側からしてみても彼女を起用しやすい。ホリプロや吉本興業、エイベックスなどの大手芸能事務所が接触を試みたそうですが、最終的には元バドミントン日本代表の潮田玲子や人気キャスター山岸舞彩らが所属するセント・フォースとの契約が決まったようです」(前出の大手広告代理店社員)

 体操協会に三行半を突きつけた田中。ファンの立場からすると最後にもう一度、彼女のレオタード姿を拝みたい……というのが本音だろうが、今後は多方面での活躍に期待したい。

(編集部)

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【1】派閥
本文でも記したとおり、現在の体操協会には複数の派閥があるという。基本的には在校生や卒業生の活躍により、発言力が高まるとされているが、中でも最大勢力は日体大。田中理恵のみならず、田中の兄弟、ロンドン五輪男子総合金メダルを獲得した内村航平などがOBとして名を連ねている。

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