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【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

壇蜜人気の裏にイエローキャブ“巨乳”軍団の影あり

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――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの“今昔物語”を語り尽くす!

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『壇蜜ハァハァグッズセット』

 壇蜜の人気が続いている。当初は一発屋とも思われたセクシー系のタレントだったが、大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS)で愛人役を演じ女優としても存在感を示した。「演技は褒められたものではないが、愛人役はドンピシャ。こんな愛人なら身近にいそう」と男性諸氏の目を楽しませてくれた。

 かつては「刺身のツマ」のような存在だったセクシー系のタレントが、芸能界で市民権を得るようになったのは、やはり“イエローキャブ軍団”の出現が大きい。巨乳を売りに、野田義治社長率いる女の子たちが次々に現れてはグラビア界を独占。著者と親交の深かった野田社長はよくこんな話をしていた。

「グラビアに出ることで少なくとも男性には認知される。すなわち顔と名前が一致する。認知されてから水着から洋服を着せてテレビに出し、声を聴かせる。そうやってようやくタレントとして認められる。当時はグラビアも激戦区だったから、男性誌のページは取り合い。美人でスタイルが良い子はグラビアの王道だが、巨乳は王道ではなくとも、当時は強烈なインパクトがあった。そこが狙いだった」

 売れなくなったタレントが服を脱ぎ水着や下着になるのと逆に、野田社長はいきなり水着でデビューさせ売れると服を着せる逆路線。こうした戦略は功を奏し、巨乳、爆乳、美乳など新しい造語まで生まれた。そうして生まれたのが、グラビアアイドルだった。

 一時は細川ふみえらが深夜番組の司会をした夜のお色気番組が一世風靡した時代もあったが、時代の移り変わりとともにグラビア界も世代交代が繰り返される。巨乳系に代わって登場したのが小倉優子やほしのあきといった可愛い系の女の子たち。巨乳系と違い体型も含めアイドルっぽい雰囲気があった。

「グラビアとは男のオカズになるかどうかが大きな要素。モデルも“オナペット”と呼ばれてこそ価値がある。グラビアを提供する側も巨乳に飽きたら可愛い系と常に新鮮な子を提供しなければならない」(雑誌編集者)

 彼女らをある種のオナペットとすれば、やがて飽きられるのも自然。小倉らの可愛い系はやがてAKB48に引き継がれ、今は壇蜜が主役の座を奪う勢いである。

 ある芸能関係者は筆者に「壇蜜はこれまで類を見ないタイプの子」といっていた。決して凄い美人ではない。彼女自身も言うように“隣のお姉さん”のように身近な存在に見える。巨乳ではなく極一般的な日本女性らしい体型。しかし、全裸にならずとも下着姿だけで十分にセクシー。失礼ながら同じ下着姿でも最近、写真集を出版した安達祐実とはどこか違う。カメラマンに聞くと「壇蜜は顔がセクシー。特に目。グラビアでも目が生き生きと動いているように見える。見ている誰をも誘っているような目。あれは演技で作れる目ではなく、天性のものと、男性経験からできたものだろう」という。

 一方で、壇蜜は女性にも好感を持たれている。その理由は「男性に媚びていない」という意見が大半を占める。媚びているか否かの判断は言葉と目。「目は口ほどにものを言う」という言葉がそれを証明しているだろう。

「従来のグラビアアイドルは質問にも規制があったし、話もかなりオブラートに包み、いわゆるぶりっ子を演じていましたが、今の時代それはウケない。32歳という年齢から当たり前ですが、壇蜜の話は本音でしゃべっているのが目を見てもわかる。言わされているのではなく、素直に自分の思いを答えている。事務所から規制されていないからできることでしょう。壇蜜自身、自分の人気が一過性のものであることをわかっている。しぶとく芸能界にしがみつこうなんて気がないから今、本音でしゃべれる」(グラビアカメラマン)

 私生活をあっけらかんと話すのも壇蜜の魅力に拍車をかけている。これまでのグラビア出身者は決して私生活をしゃべらなかった。ましてや性体験などの質問はNGだったり、カマトトで交わすだけだった。壇蜜は違う。

「プライベートでも2、3人のお相手から縛られたことはあります。緊縛は相手に信頼関係がないとできません」と、SM体験まで躊躇もテレもなく話す。これは違う意味で好感度がアップする。「セクシーなグラビアと性体験の話はリンクして、男の本能である想像力を掻き立てる効果がある」(前出・カメラマン)

 性体験をもっと具体的に露骨に話すと裸モデルやAV女優になってしまう。壇蜜はその境界線がわかっている。先だって男性週刊誌が近所のスーパーで買い物する壇蜜の姿をグラビアで紹介していた。一人で買い物する姿すらニュースとしての価値を持つのは、総理大臣か木村拓哉らスターだけ。壇蜜も今は同じ価値があるということだろう。壇蜜人気が続く限り、他のグラドルの出る幕はないのかもしれない。

ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母親が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演。

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