サイゾーpremium  > ニュース  > 芸能  > 【壇蜜】人気の裏にイエローキャブ“の影あり
ニュース
【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

壇蜜人気の裏にイエローキャブ“巨乳”軍団の影あり

+お気に入りに追加

――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの“今昔物語”を語り尽くす!

1310_az_danmitsu.jpg
『壇蜜ハァハァグッズセット』

 壇蜜の人気が続いている。当初は一発屋とも思われたセクシー系のタレントだったが、大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS)で愛人役を演じ女優としても存在感を示した。「演技は褒められたものではないが、愛人役はドンピシャ。こんな愛人なら身近にいそう」と男性諸氏の目を楽しませてくれた。

 かつては「刺身のツマ」のような存在だったセクシー系のタレントが、芸能界で市民権を得るようになったのは、やはり“イエローキャブ軍団”の出現が大きい。巨乳を売りに、野田義治社長率いる女の子たちが次々に現れてはグラビア界を独占。著者と親交の深かった野田社長はよくこんな話をしていた。

「グラビアに出ることで少なくとも男性には認知される。すなわち顔と名前が一致する。認知されてから水着から洋服を着せてテレビに出し、声を聴かせる。そうやってようやくタレントとして認められる。当時はグラビアも激戦区だったから、男性誌のページは取り合い。美人でスタイルが良い子はグラビアの王道だが、巨乳は王道ではなくとも、当時は強烈なインパクトがあった。そこが狙いだった」

 売れなくなったタレントが服を脱ぎ水着や下着になるのと逆に、野田社長はいきなり水着でデビューさせ売れると服を着せる逆路線。こうした戦略は功を奏し、巨乳、爆乳、美乳など新しい造語まで生まれた。そうして生まれたのが、グラビアアイドルだった。

 一時は細川ふみえらが深夜番組の司会をした夜のお色気番組が一世風靡した時代もあったが、時代の移り変わりとともにグラビア界も世代交代が繰り返される。巨乳系に代わって登場したのが小倉優子やほしのあきといった可愛い系の女の子たち。巨乳系と違い体型も含めアイドルっぽい雰囲気があった。

「グラビアとは男のオカズになるかどうかが大きな要素。モデルも“オナペット”と呼ばれてこそ価値がある。グラビアを提供する側も巨乳に飽きたら可愛い系と常に新鮮な子を提供しなければならない」(雑誌編集者)

 彼女らをある種のオナペットとすれば、やがて飽きられるのも自然。小倉らの可愛い系はやがてAKB48に引き継がれ、今は壇蜜が主役の座を奪う勢いである。

 ある芸能関係者は筆者に「壇蜜はこれまで類を見ないタイプの子」といっていた。決して凄い美人ではない。彼女自身も言うように“隣のお姉さん”のように身近な存在に見える。巨乳ではなく極一般的な日本女性らしい体型。しかし、全裸にならずとも下着姿だけで十分にセクシー。失礼ながら同じ下着姿でも最近、写真集を出版した安達祐実とはどこか違う。カメラマンに聞くと「壇蜜は顔がセクシー。特に目。グラビアでも目が生き生きと動いているように見える。見ている誰をも誘っているような目。あれは演技で作れる目ではなく、天性のものと、男性経験からできたものだろう」という。

 一方で、壇蜜は女性にも好感を持たれている。その理由は「男性に媚びていない」という意見が大半を占める。媚びているか否かの判断は言葉と目。「目は口ほどにものを言う」という言葉がそれを証明しているだろう。

「従来のグラビアアイドルは質問にも規制があったし、話もかなりオブラートに包み、いわゆるぶりっ子を演じていましたが、今の時代それはウケない。32歳という年齢から当たり前ですが、壇蜜の話は本音でしゃべっているのが目を見てもわかる。言わされているのではなく、素直に自分の思いを答えている。事務所から規制されていないからできることでしょう。壇蜜自身、自分の人気が一過性のものであることをわかっている。しぶとく芸能界にしがみつこうなんて気がないから今、本音でしゃべれる」(グラビアカメラマン)

 私生活をあっけらかんと話すのも壇蜜の魅力に拍車をかけている。これまでのグラビア出身者は決して私生活をしゃべらなかった。ましてや性体験などの質問はNGだったり、カマトトで交わすだけだった。壇蜜は違う。

「プライベートでも2、3人のお相手から縛られたことはあります。緊縛は相手に信頼関係がないとできません」と、SM体験まで躊躇もテレもなく話す。これは違う意味で好感度がアップする。「セクシーなグラビアと性体験の話はリンクして、男の本能である想像力を掻き立てる効果がある」(前出・カメラマン)

 性体験をもっと具体的に露骨に話すと裸モデルやAV女優になってしまう。壇蜜はその境界線がわかっている。先だって男性週刊誌が近所のスーパーで買い物する壇蜜の姿をグラビアで紹介していた。一人で買い物する姿すらニュースとしての価値を持つのは、総理大臣か木村拓哉らスターだけ。壇蜜も今は同じ価値があるということだろう。壇蜜人気が続く限り、他のグラドルの出る幕はないのかもしれない。

ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母親が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年8月号

中韓エンタメ(禁)大全

中韓エンタメ(禁)大全
    • ブルース・リーからBTSまで【中韓エンタメ受容史】
    • 【中国ヒップホップ】の潜在能力
    • 【K-POP製作陣】が語る日本の課題
    • 【BTS】が成功して少女時代がコケた理由
    • 芸能界革命【中国アイドル】ブーム
    • 乃木坂より良い!?【Cアイドル】6選
    • 国家も支援する中国の【食動画】とは?
    • この【食動画】が見たい!セレクション
    • 【中国ファッション界】急成長とリスク
    • 【中国アート】市場の成熟度
    • 【菊地成孔】フロイディズムが息づく物語
    • 【笛木優子】韓国で女優を志すきっかけ
    • 【韓流ぴあ編集長】恥部も暗部も映像化する底力
    • 【片山慎三】今の韓国映画の原型!?60年前のサスペンス
    • 【キム・ソンフン】隠蔽された民主化の歴史を追う
    • 社会問題化する【韓国ネット民】の闇
    • 今も根強い韓国国内の【地域差別】
    • Jリーグも完敗の【中国サッカー】
    • 【朝鮮族】をつなぐサッカー文化
    • 【カンフー映画】の盛衰と進化の旅
    • 極東【バイオレンス】映画祭
    • 急速に広がる【中国SF】の世界
    • 【中国映画】1兆円市場・真の良作
    • 【2.5次元ミュージカル】13億人が熱視線

韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー

韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー
    • 【ジェナ】韓国の美モデル参上

NEWS SOURCE

    • レアル移籍の【久保建英】を狙う魑魅魍魎
    • 浜崎あゆみの二番煎じ!?【安斉かれん】て誰?
    • 【参院選】裏の見どころは「不正操作」?

インタビュー

    • 【井桁弘恵】令和初の仮面ライダー美少女
    • 【ゴジゲン】ずっと終わらない永遠の放課後
    • 【FNCY】ヒップホップのニュー・クラシック

連載

    • 【小倉優香】韓国の友達が多いんです。
    • 【日向カリーナ】ブラジル系モデルの古風な一面
    • 愛しさと、切なさと、【熊田曜子と】
    • スマホとSNS以降の【ネットの未来】
    • 【安藤寿康】人間は"教育"によって生かされている(前)
    • 高須基仁/【反社】との交際くらいで騒ぐな!
    • 己の殻を破る【ギャル】が祭に集う
    • 中国【ファッションアプリ】の裏事情
    • 【Lil Nas X】栄光と挫折と突然の告白
    • 町山智浩/【トム・オブ・フィンランド】ゲイ・カルチャーの革命家
    • 医師と大手メディアと【製薬会社】の利益相反
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/闇営業物語
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/『ホットギミック』"鈍い女"がモテる理由
    • LAのDJが懐古する【90年代のクラブシーン】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 【都市計画】のスペシャリストがビールで街を盛り上げる!
    • 幽霊、殺されても咎人となるニート。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』