サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 「科学的根拠ナシ」医学界が危険性を指摘!【米国】でのマクロビ"批判"

――一部のハリウッド・スターにも親しまれているマクロビだが、その食事法はアメリカでどう受け入れられ、そして”批判”されてきたのだろうか? マクロビが日本人によって持ち込まれた時代からたどってみよう。

1306_macro_06.jpg
マクロビの危険性を指摘したアメリカがん協会。

 こちらの記事で述べたように、“逆輸入”される形でマクロビは2000年代に日本でブームとなったのであり、アメリカではマクロビを実践するセレブも多いわけだが、そもそも同国に桜沢如一がマクロビを持ち込んだのは50年代のこと。彼は「Zen Macrobiotic(禅マクロビ)」の名で普及を試みたという。しかしながら、現地の栄養学との矛盾が大きく、なかなか受け入れられなかった。そこで、桜沢の弟子である久司道夫が、肉や砂糖の代わりに魚や蜂蜜の摂取を許すなど、寛容性をもたせた改訂版を考案し、78年には普及機関「クシ・インスティテュート」を設立する。また同時期の77年、アメリカ政府は当時蔓延していた心臓病対策として、食と健康の関係をまとめた「マクガバンレポート」を発表した。そこに書かれた“疾患の原因は食生活にある”という指摘は国民に衝撃を与え、以降マクロビに取り組む人がじわじわと増えていった。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年11月号

アイドルビジネス最前線

アイドルビジネス最前線

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

    • 【青木理×川端幹人】ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

サイゾーパブリシティ