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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第17回──【COMIC編1】

オタクの自虐ネタにはもううんざり! 短絡思考が垣間見える『中国嫁日記』

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──趣味の細分化が進み、ますます男女の垣根がなくなりつつある"マンガ"。いくら売れなくなってきているとはいえ、マンガ大国日本の底力は健在です! 何を読んだらいいかわからない? ならばまずはこれを読め!

2011年11月号 COMICクロスレビュー

■アニメ化で人気爆発!「ジャンプSQ」連載作

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『青の祓魔師(エクソシスト)』(7巻)
 作/加藤和恵
掲載/「ジャンプスクエア」(集英社) 価格/460円 発売/9月2日

ある日、自身が魔神(サタン)の子だと知った15歳の少年・奥村燐。サタンから彼を守るために、養父であり祓魔師の獅郎が命を落としたことから、サタンを倒すべく祓魔師を目指すことを決意する。双子の弟・雪男らと共に、祓魔師の学校・正十字学園で鍛錬を積むが、先にはさまざまな困難が待ち受けていた。

【脚本/演出家・麻草評】
★★★★★★☆☆☆☆
冗長になってきた展開が残念
丁寧なプロットと、柔軟だがラフに過ぎない描線は好感度大。ただし「親は大切にしろ」とか「友達を敬え」などの説教節を、普遍的ととらえるかテンプレと見るかで楽しみ方は分かれる。また、テンポが良くハッタリが効いていた初期に比べ、7巻では説明セリフの長さと回想の要約感が増えて残念だ。主題の「少年の挫折と成長」に、アベルとカインのモチーフを重ねるところには、フェティッシュな欲望を刺激される人も多そう。続刊に期待。

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