【grooveman Spot】アナログでしか出せない音を知る!

――クリエイティブを学び取れ! 気鋭のDTM女子による音楽道場破り

(写真/河本悠貴)

[今月のゲスト]

grooveman Spot(ぐるーゔまん・すぽっと)
1978年、宮城県生まれ。DJ/ビートメイカー/プロデューサー。ヒップホップグループ〈ENBULL〉のメンバー。天性のセンスとヒップホップで培った巧みなトラックメイクスキルの合わせ技は唯一無二。ジャンルにとらわれない制作スタイルに加え、魅惑のメロディメイカーでもある。
Twitter〈@groovemanspot
Instagram〈@groovemanspot

一気に寒くなってきました。でも、最高のグルーヴでクリエイター魂に火をつけてくださるDJ/プロデューサー、grooveman Spot(以下、グルスポ)さんにお話をうかがえば、制作意欲もほっかほか! というわけで、仙台を拠点に活動されるグルスポさんにお越しいただきました。

AmamiyaMaako(以下、M) グルスポさんがDJを始められたきっかけは何だったんでしょうか?

grooveman Spot(以下、g) 小学校5年生くらいのときですかね、光GENJIに憧れてローラースケートで学校に行ったら怒られ、中学でMCハマーにハマってブラックミュージックにのめり込み、高校からレコードを買い始めたのがきっかけです。こう見えて、もともとはDJではなくダンサーをやっていたんですよ。

M 今は仙台にお住まいですが、東京で活動されていた時期もあったんですよね?

g 1MC(U-ZIPPLAIN)+1DJの〈ENBULL〉というラップグループで活動していたんですが、「東京で勝負しよう」ということで、22~23歳の頃に上京して、11年くらいは東京にいました。

M 制作に興味を持ち始めたのは?

g まさか自分がトラックメイキングをする側になるなんて、考えてもなかったんですよ。それが、DJで使っていたミキサーにサンプリングしてループさせられる機能が付いていまして、そこからなんとなく興味を持ち始めて、AKAIのMPC 2000を購入し、本格的にやってみようと。それが19歳くらいでしたかね。

M グルスポさんはご自身の作品もリリースされて、他アーティストに楽曲を提供したり、リミックスなども数多く手がけられていますが、自分の作品と他者への提供では、感覚って変わるものですか?

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