【DJ DARUMA & JOMMY】その男、登場につき――般若が語った適当論

――ダンスフロアからの新たな刺客。DARUMAとJOMMYの画期的音楽探究。

(写真/岩澤高雄・The VOICE)

 記念すべき一発目のゲストに来ていただいたのは、昨年12月のドキュメンタリー映画『その男、東京につき』の公開、今年1月には長年在籍した〈昭和レコード〉から独立し、自らが主宰する〈やっちゃったエンタープライズ〉を立ち上げ、アーティスト活動のみならず俳優業にも精を出す般若。今回はダルジョミさんがインタビュアーとなった、般若に怒濤の質問攻め回です。

JOMMY(以下、J) こんなこと聞くのもアレなんですが……なんで来てくれたんですか?(震)

般若 いや、面白そうだなと思って。お2人のことも知っていたので、ちゃんとお会いして話したかったんですよ。

DARUMA(以下、D) ずっと日本語ラップのヘッズでもあり、来ていただいたのはすごくうれしいんですけど……怖いイメージは払拭できてません(笑)。

般若 いやいや、マジでそのへんにいる人間です。引きこもりのオタク野郎に声をかけてもらって、むしろ恐縮です。

D 早速なんですが、そもそも般若さんがアーティストとして、今の日本語ラップをどういうふうに見ているか、というのが気になっていて。

般若 正直に話すと、日に日に考えは変わりますね。まったく興味のないときもあれば、「かっけえな」と思う人たちはたくさんいるな、と感じるときもある。ただ、そこと全部つながりたいとは思わない。自分が作る曲のコンセプトや流れを考えたときに、「この人とだったら」っていう考えなんで。日本語ラップに限らず、あまり必要以上に情報を自分の中に入れたくない、って気持ちもあります。

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