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第1特集
エロい(?)「くノ一」像の創り方【2】

イメージとぜんぜん違う!実際は忍者がやってなかったこと

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――「くノ一」のように、忍者に関するイメージは歌舞伎、小説、時代劇といった創作物において生み出されたものが多いが、実はこれらもフィクションだった?

【1】忍者は手裏剣を投げない

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(絵/藤本康生)

忍者の使用する武器としてのイメージが強い手裏剣だが、福島氏いわく「仮に忍者が使っていたとしたら、伊賀や甲賀で手裏剣が発掘されるはずなのですが、今までそれが見つかっていない」という。「飛び道具=卑怯」という観点から歌舞伎や時代劇など後世の創作物の中で、悪役の忍者が使う武器として定着したという。

【2】忍び装束は黒くない

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(絵/藤本康生)

忍者といえば、黒ずくめの忍び装束でおなじみだが、実際は柿渋色や茶色の衣装、または普通の野良着を着ていたという。福島氏によると「忍術書の中にも夜討ちの際は黒いほうが望ましいと書いてあるのですが、満月の夜は逆に目立つので、黒は避けていたようです。実際いつも真っ黒だと、すぐに忍者だってバレますよね」とのこと。

【3】忍者特有の刀は存在しない

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(絵/藤本康生)

「忍刀」というのは、武士の使う日本刀よりも短くコンパクトで、鍔は大きめで角張っていて、反りのない忍者独自の刀のこと。塀や壁を乗り越えて屋敷に潜入する際は、刀の先を地面に突き刺して壁に立てかけ、四角い鍔を踏み台代わりにして、乗り越えていたといわれているが、これも後世の忍術研究家が生み出したイメージ。

【4】上忍・中忍・下忍はない

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(絵/藤本康生)

『NARUTO』などでも見られる忍者の階級制度。忍者の社会というのは「上忍」を頂点とし、「下忍」はたいがい忍者見習いの子どもたちというイメージがあるが、これも創作物が作り出した忍者像。実際にそういった階級は存在せず、上忍というのもあくまでも忍術を巧みに扱うことができる忍者という意味合いだったらしい。

(文/伊藤綾)

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