サイゾーpremium  > 連載  > 大石始の「マツリ・フューチャリズム」  > 大石始のマツリ・フューチャリズム【46】/現在進行形【ボンダンス】が集結
連載
大石始のマツリ・フューチャリズム【46】

『現代音頭集 Shall We BON-DANCE?』現在進行形ボンダンスが集結

+お気に入りに追加

――21世紀型盆踊り・マツリの現在をあらゆる角度から紐解く!

2005_MF_04-05_PH_230.jpg
1978年、山口県生まれの山中カメラ氏。特殊写真家、パフォーマー、現代音頭作曲家として知られる。彼の10年間の作曲活動を網羅した作品集『現代音頭集 Shall We BON-DANCE?』(タバブックス)が先ごろ発売された。

 おそらく世界で唯一であろう現代音頭作曲家が愛媛県にいる。彼の名は山中カメラ。大友良英は東日本大震災以降の盆踊りリヴァイバルのきっかけのひとつともなった「ええじゃないか音頭」を作る際、山中作曲の「別府最適音頭」(09年)を参考にしたというが、その点ひとつとっても本連載的には重要人物である。彼の作品集『現代音頭集 Shall We BON-DANCE?』が2月に発売されたこともあり、今回は山中氏の音頭世界に迫ってみたい。

 氏は“田布施システム”なる陰謀論で有名な山口県田布施町の出身。もちろん、「田布施マフィア」の一員ではない(そもそもその陰謀論自体が実に馬鹿げた話ではあるが)。山口芸術短期大学卒業後、99年に東京へ。特殊写真家としてさまざまな活動を展開するなか、06年には茨城県の「取手アート・プロジェクト」に参加。ひょんなことから音頭の制作に関わることになる。山中氏はこう話す。

「ディレクターをやっていた音楽家の野村誠さんから『ここでしかできないコラボ作品をみんなで作りませんか?』という提案があったんです。シンセサイザーの元祖にオンド・マルトノという楽器があり、以前から触ってみたいと思ってたんです。なので、オンド・マルトノを使った『マルトノ音頭』を作ることになった。最初はだじゃれから始まったんです(笑)」

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年10・11月号

伊織いお「パワフル&セクシー」

 伊織いお「パワフル&セクシー」
    • 【伊織いお】ボディメイクで鍛えた体!

(秘)読書案内

(秘)読書案内
    • 【YouTuber本】ヒット戦術
    • 【RYKEY DADDY DIRTY】ムショ読書
    • 【イスラム】を理解するための本
    • 尖端的すぎる【写真集】
    • 【フェティシズム】写真集の華麗なる変遷
    • 【スピリチュアル出版社】イチオシの本
    • 【エロ本】衰退史
    • エロ本業界の【歴史】がわかる参考文献
    • 【現代のエロマンガ家】の4冊
    • 【ヒップホップ文化】を学ぶ本
    • 17歳の【新鋭ラッパー】に聞く
    • 今流行りの【中国ミステリ】の世界
    • 占領下生まれのイビツなニッポン【図書館】

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】高崎かなみ
    • 【高槻実穂】グラビア
    • 【藤木由貴】グラビア
    • 【グレイテストラウンドガール】プールパーティ
    • 【後藤直義】GHOST IN THE TECH
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【稲田豊史】オトメゴコロ乱読修行
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【クロサカタツヤ】ネオ・ビジネス・マイニング
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【田澤健一郎】体育会系LGBTQ
    • 【澤田晃宏】外国人まかせ
    • 【大石始】マツリ・フューチャリズム
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【DJ DARUMA(PKCZ(R))& JOMMY】BLACK PAGE
    • 【友清哲】ビールの怪人
    • 【西国分寺哀】大丈夫?マイ・フレンド
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【更科修一郎】批評なんてやめときな?
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報