サイゾーpremium  > 特集  > 社会問題  > 女性たちを惑わす【化粧品】の情報戦

――インバウンドの恩恵もあり、今デパートのコスメ売り場が大盛況の様相を呈している。一方で、ツイッターでは安価なドラッグストアコスメが定期的にバズる。高いほうがいいの? 安いものでもいいものはある? 日夜、コスメを追い求める女性たちの情報戦を追った。

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化粧品もテクノロジーの時代へ。ポーラが展開する「アペックス」では、業界初の「肌全層分析」を用いたパーソナライズなスキンケアを提唱。コスメ情弱を救う一手になるかも。

 本来、“情弱”か否かに性別は関係ない。だが、性別の違いによって情弱に見えるものといえば、化粧品関連ではないだろうか。男性読者諸兄からすれば、数万円する化粧水や美容液を揃えたり、シーズンごとに新作コスメを買ったりする女性たちの消費は、「成分はだいたい一緒なんじゃないの?」「どれも同じ色じゃん?」「ほとんどパッケージ代でしょ?」と、バカバカしく見えているかもしれない。

 これは女性の間でも意見が分かれる問題だ。「高ければいいというものではない」VS「高級な化粧品のほうが効果は高い」という議論が、ツイッターなどで時折巻き起こる。また、デパコス(デパートコスメ。百貨店のコスメカウンターで販売されているコスメ全般を指す)とプチプラコスメの成分表を比べて、「この商品とあの商品は成分がほぼ一緒」といった話題も出がちだ(P63参照)。

 どのジャンルであれ、“情強”というのはつまり、「広告やブランドイメージに騙されず、コストパフォーマンスが良いモノを買う」という消費行動ができる人だろう。確かにそれでいくと、化粧品でいえば、プチプラやドラコス(ドラッグストア・コスメ)を上手に活用することを指すように思える。

 だが本当にそうだろうか? そもそも化粧品への没入度は、女性の中でもかなり個人差がある。「最低限のケアができればOK」派や「プチプラで機能が高いものがベスト」派は、まさに前述の情強に当たる。一方で、「高い商品のほうがそれに見合った効果がある」派もいるし、「コスメ(あるいは特定のブランド)そのものが好きなコスメオタク」派なども存在する。後者は“情弱”なのだろうか? 美をめぐる、女性たちの情報の海の泳ぎ方を垣間見てみよう。

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