サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > 2010年代マンガのヤンキー像【1】/残虐化する【ヤンキーマンガ】新潮流

――放送中のドラマ『今日から俺は!!』が世代を超えて人気を博しているという。ただ、80年代末に始まったヤンキーマンガを原作としているように、実世界であんな格好の不良少年を見つけることはもはや難しい。では、今のヤンキーマンガはどんな内容になっているのか――。2010年代の潮流を探っていきたい。

1901_P040-043_12-1_320.jpg
脈々とヤンキーマンガを生み出し続けている秋田書店の「ヤングチャンピオン」と「月刊少年チャンピオン」。

 10月から放送中のテレビドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)が好調だ。原作は1988~97年まで「増刊少年サンデー」「週刊少年サンデー」(共に小学館)で連載された同名のヤンキーマンガで、累計部数4000万部を超える大ヒット作である。

 90年代はこの『今日俺』と共に、「週刊少年ジャンプ」(集英社)では『ろくでなしBLUES』が、「週刊少年マガジン」(講談社)では『カメレオン』『湘南純愛組!』『疾風伝説 特攻の拓』が連載され、3大週刊少年誌でヤンキーマンガが花盛りであった。また、「月刊少年チャンピオン」(秋田書店)では髙橋ヒロシの『クローズ』の連載がスタートし、2000年代に入ってその続編『WORST』も人気を博した。

 しかし全体としては00年代以降、ブームは退潮し、現在は多くの人がイメージするであろう「不良少年が学園を舞台にヤンチャする」タイプの、オールドスクールなヤンキーマンガは激減している。そこで本稿では、10年代のヤンキーマンガの潮流を探っていきたい。

裏社会に接近して不良のリアルを描く

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年8月号

中韓エンタメ(禁)大全

中韓エンタメ(禁)大全

韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー

韓国人気モデル「ジェナ」日本初セクシー
    • 【ジェナ】韓国の美モデル参上

インタビュー

連載

    • 【小倉優香】韓国の友達が多いんです。
    • 【日向カリーナ】ブラジル系モデルの古風な一面
    • 愛しさと、切なさと、【熊田曜子と】
    • スマホとSNS以降の【ネットの未来】
    • 【安藤寿康】人間は"教育"によって生かされている(前)
    • 高須基仁/【反社】との交際くらいで騒ぐな!
    • 己の殻を破る【ギャル】が祭に集う
    • 中国【ファッションアプリ】の裏事情
    • 【Lil Nas X】栄光と挫折と突然の告白
    • 町山智浩/【トム・オブ・フィンランド】ゲイ・カルチャーの革命家
    • 医師と大手メディアと【製薬会社】の利益相反
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/闇営業物語
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/『ホットギミック』"鈍い女"がモテる理由
    • LAのDJが懐古する【90年代のクラブシーン】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 【都市計画】のスペシャリストがビールで街を盛り上げる!
    • 幽霊、殺されても咎人となるニート。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』