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第1特集
建築業界で風水が“タブー”視されたワケ【2】

風水でつくられた街ほど事故物件だらけ!? 「大島てる」に無茶ぶり!風水と事故物件の関係

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――日本の歴史上、風水に基づいた都市設計が積極的に行われていた時期がある。しかし、当時の建築物の多くは“事故物件”化した。その因果関係はいかに?

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事故物件公示サイト「大島てる」。ユーザーの投稿を元に、日本全国の事故物件現場を公開している。

 本文でも述べたとおり、日本では、平城京、平安京から、豊臣秀吉、徳川家康にいたるまで、風水を使って街づくりをしてきたと言われている。しかし、平城京は100年足らずで遷都。平安京も末期には戦が相次いだ。長い目で見れば、織田信長は本能寺で焼き殺されたし、幕末には新選組が暴れまくって、芹沢鴨などを殺した八木家や、尊王攘夷派志士を襲撃した池田屋など、歴史的な“事故物件”を多数生んでいる。

 さらに、豊臣秀吉が隠居後の住まいにするために建てた伏見城は、秀吉の死後、徳川家康が入城したが、関ケ原の戦いで石田三成に攻められてあっさり焼けた。その家康が建てた名古屋城も、第二次世界大戦の名古屋空襲であっけなく焼失。彼が建設した江戸の街も、これまた第二次大戦の東京大空襲でほぼ焼けてしまった。

 結局のところ、風水でつくられた建築物も、最終的には悲劇で終わってるじゃないか……。これだけ事故物件を生み出しているとあれば、やっぱり風水なんて意味あるの? と、当然ながら思ってしまう。

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