サイゾーpremium  > 特集2  > 【トクホコーラ】の怪しい成分をサイエンスライターがガチ検証

──トクホコーラには、難消化性デキストリンという物質が入っているためにトクホの認可を受けているのだが、一体これはどんな効果のある物質なのか? 生化学に詳しいサイエンスライターのへるどくたークラレ氏にその成分について聞いた。

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市販されているトクホコーラのキリンのメッツコーラと、サントリーのペプシスペシャル。

 最近は、コーラにまでトクホ商品が登場し、これが思わぬ大ヒット商品となっております。

 しかし実際に、何が入っていて、どういう作用で体に良いのか、具体的なことはあまり語られません。そもそも本当に効果があるのでしょうか? 一部ではその効果に対する疑問の声も上がっているということで、そのあたりを少し掘り下げてみましょう。

 現在販売されているトクホコーラには、本来のコーラの原材料以外に含有されているのは「難消化性デキストリン」という物質のみ。これが490mlあたりに5g入ってることで、トクホの認可を受けているわけです。では、この物質はどんなものなのでしょうか?

 難消化性デキストリンとは、名前こそRPGに出てくる中ボスのような名前だけど、正体はなんのことはない、デンプン由来の食物繊維で、ぶつ切りされた状態になったものを指します。デンプンというのはご存じの通り、米や小麦などの炭水化物に多く含まれている成分で、その正体は糖であるブドウ糖がチェーン状につながったものです。デンプンは、腸内でゆっくりと糖に分解されるのでカロリーが高く、血糖値を安定させる働きがあるわけです。

 で、この難消化性デキストリンというのは、デンプンを加水分解する時に生じる物質なのですが、摂取しても体内でほとんど消化されることなく、腸内環境を改善する働きがあるといわれるものです。 要するに難消化性デキストリン、人間ではほとんど消化できないほどの長さにブチブチとカットされたデンプンで、腸内細菌の働きを促すために使われており、これが結果として血糖値の急上昇やコレステロールの吸収を抑えることが、実験で確認されてる、というのです。(参考:06年 松谷化学工業株式会社 JSAG Development of Indigestible Dextrin)

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2019年12月号