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第1特集
創価学会とタカラジェンヌの蜜月【1】

"エンタメ界の黒幕"民音が操る創価学会とタカラジェンヌの蜜月

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――元公明党議員・但馬久美や、現職の松あきらを筆頭に、一時期創価学会による集中折伏が話題となった宝塚歌劇団。2014年には創立100周年を迎える同歌劇団と池田大作の関係やいかに?

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『宝塚おとめ 2012年度版』(阪急コミュニケーションズ)

 久本雅美、山本リンダ、岸本加世子、山田花子に石原さとみ──彼女たちの名を聞いて、ピンと来る読者も多いのではないだろうか。そう、彼女たちの共通点といえば、日本で最も有名な新宗教団体「創価学会」だ。09年の選挙中、久本や山本が公明党の選挙カーに上って熱演説をしていた姿が記憶に残る人も少なくはないだろう。そんな彼女たちが創価学会において所属する部門がある。文化本部内に位置する「芸術部」だ。先の久本は同部の副部長、山本は部長を務めているといわれている。今でこそ、創価学会における“広告塔”部門となった芸術部だが、この芸術部の発展に深く貢献した団体があるという。それが、来る14年、およそ1年後に、創立100周年というアニバーサリーイヤーを迎える宝塚歌劇団である。先日、13年の年明けと共に、アニバーサリーイヤー特別公演として、同歌劇団の代表作ともいえる『ベルサイユのばら』が月組によって公演されることが発表されるなど、ファンの間で盛り上がりを見せている。そして『ベルばら』といえば、1976年の雪組を思い出す……という読者は、さすがにいないだろうか。同公演のアンドレ役で注目を集めたのが、但馬久美だ。

 さかのぼること8年前、「文藝春秋」(04年10月号)にて、創価学会と宝塚歌劇団の関係性について、事細かに記されたルポが掲載された。その記事の中では、創価学会による意図的なタカラジェンヌの折伏(創価学会における勧誘活動のこと)があったと書かれている。そして、その中心的な人物として名を挙げられていたタカラジェンヌこそ、元公明党参議院議員、但馬久美その人だ。

「昭和三十七年(62年)ですから宝塚音楽学校に入ってすぐのことです。病に苦しんだ母が、ひとに勧められて入信したところ回復したのです。それから私と弟、妹が入信しました」

 先の「文藝春秋」のインタビューで、彼女はそう語った。そして実際に、元花組男役トップスターであり、現公明党参議院議員(今年8月、翌年の参議院選挙には出馬せず政界から引退することをすでに表明)の松あきらは、但馬の勧誘で入信したと公言している。

「但馬が83年に宝塚歌劇の花組組長になって以降、彼女を中心に、現役タカラジェンヌへの勧誘も積極的に行ってくれました」

 そう話すのは、元・創価学会芸術部書記長の古谷博氏だ。

「60年代後半頃のこと、何度か宝塚OGの方たちとお話する機会がありました。話を聞いているうちに、浮世離れした彼女らが周囲と上手くなじめず、徐々に孤立していってしまうという実態を知ったのです。宝塚歌劇というのは、閉鎖的な独特の世界です。思春期の少女が入団して、そこから狭い世界で生きていくわけですから、みんな世間離れしてしまうんですよね。それを見聞きして、『なんてかわいそうなんだ。助けてあげたい』と本気で思い、私は彼女たちに創価学会への入信を勧めたのです」(古谷氏)

 こうして、但馬が入信した頃と時を同じくして、古谷氏による“タカラジェンヌOG折伏作戦”は始まっていた。

「宝塚歌劇というのは完全な縦社会ですから、先輩の言うことは絶対。1~2カ月に一回程度、現役のタカラジェンヌたちもOGたちの元に集まり、顔合わせや指導会などを行っていたのですが、その席で行う創価学会への勧誘がとても効果的だったんですよ。閉ざされた競争社会の中で張り詰めている彼女たちは、いつまでたっても絆の強い先輩・後輩の関係に助けを求めてしまう。そこで先輩に勧められるまま入会し、『ファンが増えた』などの成功体験をすることで、自信を取り戻していくという人をたくさん見ましたね」(同)

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