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第1特集
女の子同士だって、恋愛とかイロイロやってみたいんです!!

男子禁制なヒミツの扉をノック! 百合系美少女のムフフな世界(前編)

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――BLが認知された今、次なる市場として期待されてるのが、ガールズラブ、すなわち百合業界。この業界における美少女像を探るべく、百合マンガ専門誌編集長、竹下登の孫にしてDAIGOの姉のマンガ家、ガチの百合好き女子にしてIカップの巨乳グラドルの3人が緊急鼎談を開催!

「百合」……それは、美しい女性(主に思春期の美少女)同士が織りなす恋愛模様や強い友情関係が描かれた、魅惑の小説・マンガ作品。少女同士の淡い恋愛を描いた『青い花』(志村貴子/太田出版)や『ささめきこと』(いけだたかし/メディアファクトリー)といった百合マンガが相次いでテレビアニメ化されるなど、今、百合作品がマンガを中心に注目を集めている。対象読者は主に、いわゆる腐女子層を中心とする女性であり、百合は、BL(ボーイズラブ)に対してGL(ガールズラブ)と称されたりもするが、一ジャンルとして確立され始めたのは最近のことだ。

 百合マンガの登場は、1970年代にさかのぼるといわれている。その代表格は、74年に「週刊マーガレット」に連載された『おにいさまへ…』(池田理代子/中央公論新社)。同作では、お嬢様学校に通う平凡なヒロインの、上級生の"お姉さま"や宝塚の男役のようなクールビューティーへの憧れ、ストーカーまがいの異常な同級生との友情関係などが描かれており、美少女たちが織りなす、現在の百合マンガの定番ともいえる設定がすでにほとんど登場しているといっても過言ではない。しかし、当時はあくまでも少女マンガとして描かれており、読者の大半も、通常の少女マンガとして受け入れていたにすぎない。

 腐女子たちによる本格的な"百合萌え"増加のきっかけとなったのは、91年の『美少女戦士セーラームーン』(武内直子/講談社)だろう。この作品自体は少女誌「なかよし」(講談社)に連載されていた少女マンガだが、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の作品でBL的妄想をするのと同様に、腐女子たちが、同作に登場する美少女戦士同士を勝手にカップリングして妄想を膨らませたのだ。特に天王はるかと海王みちるのカップリングは鉄板で【2人の詳細は、次ページの作品紹介を参照】、腐女子たちを悶えさせ、多くの同人誌が出回った。さらには、98年に刊行開始した、ミッション系お嬢様学校を舞台にした少女向け小説『マリア様がみてる』(今野緒雪/集英社)が大ヒット。上級生が下級生の中からひとりの"妹"を選んで面倒をみるという「スール」(フランス語で「姉妹」という意味)なる設定に"お姉さまと妹"の関係を深く妄想してはよだれを垂らす腐女子たちが続出したという。

 このように、少女マンガ・ライトノベルなどに登場する美少女たちの関係を百合的に妄想して二次創作する時代が長らく続いたが、03年には初の百合専門マンガ誌「百合姉妹」(マガジン・マガジン刊)が創刊される。05年に休刊したものの、その系譜を受け継ぐ形で同年「コミック百合姫」(一迅社)が創刊され、以後、真正の百合マンガが商業誌にも掲載されるようになっていくのである。

 BLに比べれば市場規模はまだ小さいが、BLマンガ作家が百合を描くケースも多く、今後の読者層の拡大が予想される。とはいえ、百合マンガは「男性的な少女×かわいい系のドジっ子」「美しいお姉さま×下級生」「高飛車なワガママ美少女×普通の女子」など、まだまだ設定が限られており、その間口の狭さに不満を抱いている腐女子も少なくない。そこで、今後の百合業界を占うべく、3人の論客に集まってもらった。前述のマンガ誌「コミック百合姫」編集長・中村成太郎氏、竹下登の孫にしてDAIGOの姉であるマンガ家・影木栄貴氏、そして、ガチの腐女子にしてIカップの巨乳グラビアアイドル・有川知里氏。百合業界はどこへ向かうのか? そして、あるべき"百合美少女"の姿とは? この3人が、その扉を開ける!?
(対談の様子は後編へ


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2019年6月号