日本人とおっぱいを歴史学から紐解く――我々は巨乳をいかに“受容”したか?

――江戸期の春画等を見てみると、近世以前の日本人には「女性のバストに性的魅力を感じる」という感覚はあまりなかったのではないか、と考えられるのだという。それが、いまでは雑誌の表紙やグラビアだけでも巨乳が氾濫しまくり……。いったい日本人は、いつからこれほどまでに巨乳が好きになったのか?この、バカバカしくも深~い問いに、大真面目に立ち向かう!

(写真/三浦太輔・go relax E more)

 美容外科「東京イセアクリニック」が、20~50代の日本人男性90名を対象に行った「理想女性の外見・身体」に関するアンケート(実施期間2015年7月15日~24日)を見てみると、「初対面の女性、無意識にチェックする部位は?」という設問に対して、第1位「顔(80・0%)」、第2位「胸(78・9%)」、第3位「ファッションセンス(27・8%)」(複数回答)という結果だった。

 また、「理想の胸の大きさは?」という設問については、第1位「Dカップ(50・0%)」、第2位「Cカップ(18・9%)」、第3位「Eカップ以上(16・7%)」という結果になった。

 何カップから「巨乳」と捉えるかは人によって違うが、少なくともAカップ~Bカップは「理想的」とはされないということがわかる。

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