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第1特集
[対談]川本瑞紀(弁護士)×斉藤章佳(精神保健福祉士・社会福祉士)

子どもを“支配”する卑劣な性犯罪「グルーミング」の恐ろしき真実

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「グルーミング」という言葉を知っているだろうか? 性的な行為をするために未熟な子どもを巧妙に懐柔することを意味するが、最近、この問題がだんだんと表面化しつつある。加害者の手口や心理、被害者が負うダメージ、取り巻く法律や社会とは――。詳しい専門家たちが、ゾッとする現実を教えてくれた。

加害者は「知らない人」だけじゃない
グルーミングの3類型
グルーミングと一口に言っても、3つのケースに分類されるといわれる。加害者はこのようにして子どもを手なずけていくのだ。

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(絵/管弘志)

【1】巧妙に“カウンセリング”
オンライン

まず、SNSなどを通じて学校や家庭での悩みを聞いたり、アニメやゲームといった趣味の話で盛り上がったりして、子どもの信頼を得る。そうした上で、「今度、ウチで有料コンテンツを見よう」などと会う約束をし、わいせつ行為や性交に及ぶのが典型的なパターンだといわれる。


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(絵/管弘志)

【2】自宅に誘い込む先生も
近しい関係

親や親戚などの近親者、学校の教師、塾の講師……といった子どもと近しい関係にある者が、子どもの肩を揉むといった行為から始めて断りにくくした上で、徐々に体に触れていくリアルグルーミングの類型。教師などの場合、「君は優秀だ。特別に勉強を教えてあげよう」と自宅に誘い込むこともあるとか。


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