サイゾーpremium  > 連載  > 丸屋九兵衛の音樂時事備忘「ファンキー・ホモ・サピエンス」  > 【マクスウェル】帰ってきたオオカミ少年
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【38】

【マックスウェル】帰ってきたオオカミ少年。寡作と〆切破りの果てに

+お気に入りに追加

『blackSUMMERS'night』

1609_FHS.jpg

マックスウェル (販売元:ソニーミュージック)

前作は『BLACKsummers'night』だった。本作は『blackSUMMERS'night』で、次作は『blacksummers'NIGHT』。ややこしいわい! とにかく、ブラック・サマーズという名の女性との一夜をテーマにした3部作の第2章は、リラックス・ムードの前作よりも尖った印象あり。本人曰く“プログレッシヴ・ソウル”だそうだ。


 ブラックミュージック・ファンは“カミング・スーン”を信じない。

 そう、R&Bやヒップホップというジャンルにおいては、アーティストの「俺の新作は、もうすぐでリリースされる」発言は、話半分に聞くものなのだ。

 映画『ロミオ・マスト・ダイ』のプロモーションで、ジェット・リーと共に来日したアリーヤに会ったときのことを思い出す。あれは確か2000年の春だったはずだ。彼女は「私の新作は、あと2~3カ月で出るわよ」と言っていたが、実際にリリースされたのは翌年の7月。不運な飛行機事故で彼女が世を去ってしまう2カ月ほど前のことだった。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2020年6月号

緊急鼎談“感染文学”のススメ

緊急鼎談“感染文学”のススメ
    • 【石丸元章×海猫沢めろん×吉川浩満】“感染文学”のススメ

NEWS SOURCE

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ