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辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」【10】

数々の難関を突破し佳子様をお守りする側衛官、その眼差しにときめく

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――日本の未来を支える異端のプリンセス・佳子様の生態を読み解きます

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 先日、皇太子ご一家の護衛を行っている皇宮警察官がJR埼京線内での痴漢で逮捕されるという、あるまじきニュースが報道されました。しかも女装した40代のおじさんの尻を触るという、不可解な事件です。皇宮警官は高度な品格や素養が求められるので、飲酒によって、自らを律しすぎていた反動が出てしまったのか……。

 そもそも皇宮警官とは狭き門で、特別な採用試験に合格した後、10カ月ほど皇宮警察学校に入り、法学、柔剣道、教練、けん銃操法、課外授業では和歌や書道、華道、茶道、英会話などを学びます。一般参賀で体を撫でさすって念入りにボディチェックしてくる警察官も、このようなやんごとなき素養をお持ちだと思うと、ありがたい気すらしてきます。

 そんな皇宮警官の中でも、皇族の方々の身辺を護衛する「側衛官」は憧れの部署です。皇宮警察のサイトには、「側衛官は武道や体力に優れているほか、知識や経験の豊かな皇宮護衛官の中から選抜され、護衛のプロとしての自覚のもと、常に自らの技能の維持、向上、心身の鍛錬に努めています」と、高尚なことが書かれていました。側衛官は、ただでさえ高倍率の皇宮警官(平成24年度の記録によると、高卒で114・4倍、大卒で66・1倍)の難関を突破して、さらにその中でも選りすぐられた人しかなれないのです。

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