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第1特集
五輪建築の闇にも迫るタブー破りな建築本たち

新国立競技場の設計者ザハ・ハディドに罪はない? 東京五輪の暗部も暴く“建築本”

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――2020年東京五輪の新国立競技場をめぐるごたごたが続いている。それは、莫大な建設費がかかるプランを提出した外国人建築家が悪いのか? それとも、奇抜なデザインに批判の声が上がる日本社会が狭量なのか? こんな今だからこそ、“建築本”を参照しながら建築にまつわるタブーについて考えてみよう。

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■新国立競技場までのキャリアがわかる
【1】『ZAHA HADID』
ザハ・ハディド/ADAエディタトーキョー(2014年)/2800円
2014年に日本初開催となったザハの大規模個展の公式カタログ。「アンビルドの女王」と呼ばれていた時代のドローイングから新国立競技場などの新しい作品まで、彼女の変遷をたどることができる。インタビューも収録。

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■磯崎新が架空座談会で批判!?
【2】『丹下健三を語る』
槇文彦、神谷宏治(編)/鹿島出版会(2013年)/3800円
世界的にも有名な巨匠・丹下健三の主に戦後~70年代に焦点を当て、彼の作品や活動の軌跡を座談会やインタビューにより解き明かした一冊。とりわけ、磯崎新が企画した架空座談会「ゲートルを巻いた丹下健三」は必読!

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