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第1特集
少女はレンズ越しの“視線”でオトナになる!?

「俺とSEXしてる気で撮られろ!」少女マンガで“カメラマン”はなぜ人気の職業なのか!?

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――少女マンガにおいて、憧れの大人のオトコとして「カメラマン」という職業についている人物が登場する頻度は低くない。「カメラマン」は、なぜ少女マンガにおいて人気のアイコンなのか? 柴門ふみ、新條まゆ、矢沢あい、ジョージ朝倉らの作品から、マンガにおいてこの職業が果たしてきた役割を考察する。

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快感(ハート)フレーズ9巻。「フィルムの中にとじ込めてみたい」という口説き文句が。

 現実には、表に名前の出ないような地味で堅実な仕事が大半を占めるカメラマンという職業。にもかかわらず、物語の中のカメラマンは派手なイメージで描かれることが多い。マンガの世界でもカメラマンは「派手」だ。

 典型的なのは、芸能界、モデルや女性タレントとの関係。彼女たちと頻繁に接する、要するに「モテる」、「おいしい」職業というイメージだ。エロ劇画誌の興隆を経て80年代に入ると、大手出版社が大人向けのマンガ誌として青年誌を次々立ち上げ始める。

「子ども向け」ではなかなかできなかったテーマとして、「性」を含むドラマがマンガの世界でも大きな存在になっていった。そんな中で、『サーキットの狼』で人気作家となった池沢さとし(現・池沢早人師)が青年誌で描いた『シャッターシャワー』(80年/集英社)や、『結婚ゲーム』(小学館)『SとM』(日本文芸社)などで知られる村生ミオの『気ままにTry-あんぐる』(85年/秋田書店)といった作品も登場する。共に若い男性カメラマンを主人公にした作品で、冒頭から女性のヌード写真撮影シーンが始まり、次々と女性といい仲になっていくというエロコメ的な作品だ。奥手で純情な青年を主人公にした『気ままにTry-あんぐる』では撮影だけで一線を越えなかったりもするが、一方でマンガ内での撮影シーンに実写写真を貼り込んでいたり、今見ると斬新な読者サービス・演出が行われている。実際、79年にアイドル歌手・南沙織と結婚した篠山紀信をはじめ、現在に至るまでタレントと結婚あるいは熱愛が話題になったカメラマンは一定数おり、こうしたイメージとグラビア撮影などが融合してできたものだろう。「カメラマン=遊び人」というイメージはその後も根強く、00年代初頭に描かれた柴門ふみの『非婚家族』(00~03年/小学館)にも、主要キャラクターの不倫相手として、タレントにも手を出すカメラマンが登場している。

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