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第1特集
雑誌とモデルと芸能プロのアヤしい三角関係【1】

女性ファッション誌モデルに見るメディアと芸能プロのキケンな関係

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──純粋なファッションモデルというよりも、“タレントモデル”が幅を利かす日本の女性ファッション誌業界。そんな彼女たちの多くが、大手芸能プロに所属しているように見受けられるのはなぜなのか? 「広告」なる魔物をキーワードに回り続ける女性ファッション誌のウラ側を徹底解剖する!

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『Zipper』2013年 08月号(祥伝社)

 女性ファッション誌には当然、多くのモデルたちが登場する。しかし、一部のハイファッション誌を除けば、ティーン誌の若手女優からギャル雑誌の読モ、そしてアラフォー雑誌の美魔女まで、彼女たち“モデル”が大手芸能プロに所属していることはまったく珍しくはない。そして実際彼女たちの多くは、スタイルの良さなどファッションモデルとしての純粋な身体性よりも、名前を伴ったキャラクターのほうこそをウリにして女性読者の人気を博している場合が多い。つまり日本のファッション誌における「モデル」とは多くの場合、「ファッションモデル」ではなく「タレントモデル」なのである。

 その傾向がより顕著なのが、ティーン向けファッション誌だろう。桐谷美玲(「Seventeen」「non-no」専属出身、スウィートパワー所属)や、北川景子(「Seventeen」専属出身、スターダストプロモーション所属)、新垣結衣(「ニコラ」出身、レプロエンタテインメント所属)等々、今をときめく女優や女性タレントをきら星のごとく輩出し、その多くが大手芸能プロ所属。となれば、テレビドラマ等と同様、出版社と芸能プロとの間で交わされるバーター等の“行政”が存在するのだろうと疑いたくもなるが……。

「テレビなどとは違ってファッション誌のキャスティングは、事務所よりもクライアントの力が強いんですよ。『モデル指定』といって、クライアントである服飾メーカーが『うちがお金を出すページでは、あのモデルを使ってほしい』と指定してくることは普通にありますから」(大手芸能プロマネージャー)

 ファッション誌は、雑誌の中でも特に広告収入に対する依存度が高い。今般の不景気で出稿量が減ったとはいえ、一部の雑誌では月間の広告売り上げが億にとどく雑誌もあるというから、当然それだけクライアント側の意向は誌面に反映されやすくなるわけだ。

「だから、有名雑誌モデルが実はクライアントの社長の愛人で……みたいな話もたまにある。例えば『MORE』(集英社)で専属モデルをやっているアイドルグループAのSなんか非常に疑わしい。彼女がプロデュースするブランドRも、彼女の愛人であるクライアントのオーナーがファッション仕事をやりたい彼女のために金をつぎ込んで作ったという話があるくらい。実際そのクライアントは毎号『MORE』に結構な額の広告を打っていますから、あり得る話ではありますよね」(同)

 そうしたレアケース(?)は置いておくとして、テレビと違って特徴的なのは、誌面に登場する“人気モデル”が、一般的にも知名度が高いかというと、決してそうではないという点だ。

「クライアントからすれば、一般的な知名度は二の次で、その雑誌の読者に人気が高ければそれでいいわけです。そのモデルを見て読者が自社の服を着たいと思い、実際に購入してくれるかどうかが重要なわけですから。例えば『Ray』(主婦の友社)の泉里香なんかは、一般的な知名度はほとんどないけど、クライアントの受けがいいから表紙に使われていますよね。田中美保や鈴木えみも、テレビには浸透しなかったけど、広告が取れるのでモデルとしてなら十分やっていける。そういう子たちで成り立っているのが、ファッション雑誌という世界なんですよ」(ファッション誌編集者)

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