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第1特集
破天荒な男たちが炸裂! 東映ヤクザ映画の歴史【3】

ヤクザに出演オファー!現役ヤクザが作品に出演するカラクリ

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『仁義なき戦い伝説』(宝島社)

「Vシネマに4~5本は出たかな? それでもオレは少ないほうだよ(苦笑)。オレの兄貴分なんて30本以上出てる。自分が出た作品がリリースされると、それはもう大変だよ。ビデオ屋に行っちゃあ、その作品を目立つ場所に置いたり、パッケージに勝手にサインして売りつけたり」(新宿・歌舞伎町に事務所がある某広域組織三次団体組員・30代)

 【特集1】でも触れた通り、出たがりが多いヤクザたちが、映画やVシネマに出演することはよくあったという。

「よく知られているけど、芸能界とヤクザは、ずっと昔から深い関係がある。もともと芸能の興行をヤクザたちが担ってきたんだから当然だよ。ヤクザ映画の撮影中に、ヤクザたちが撮影所に陣中見舞いに来ることも多かった。美空ひばりの後見人だった田岡一雄山口組三代目組長も、『日本の首領 完結編』(中島貞夫監督)の撮影中に、京都・太秦撮影所に顔を出していたのは有名な話。そうすると、時にはその場で『エキストラで、若い衆の方に協力していただけませんか』なんて製作側から頼むこともあったらしいね。関西でも関東でも芸能界との太いパイプを持っている親分のところの若い衆なら、出たことのない人間は皆無なんじゃないかな? だけど、仕上がった作品を現役ヤクザが見れば一目瞭然だけど、どこの組織が多く出演している……ということはない。映画関係者からすれば、ヤクザとの関係を良好に保ちたいというサービスでもあったんだろう。実録物を撮る場合、あとからクレームになることを一番嫌がるからね。ただ、監督に無理やりセリフを要求して、それがオヤジにバレて怒られた組員もいるよ(苦笑)」(実話誌記者)

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