サイゾーpremium  > 特集  > 裏社会学  > 主要地区のヤクザ抗争史と驚くべき事件

──周知の通り、激しい抗争が繰り広げられる九州地区含め、ほかの都市ではどのような抗争が起こっているのか?

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『ヒットマンたちの山一抗争』(メディアックス)

[山一抗争に匹敵する長期化]
■最新ヤクザ抗争 九州“死闘”編

 今、ヤクザ社会で最も注目を集めるのが道仁会と九州誠道会だ。両組織は、現在まで6年以上にわたって抗争が続き、期間だけで見ると「山一抗争」の5年8カ月をすでに超えている。抗争の発端となったのが06年の道仁会・松尾誠次郎二代目会長の引退。すぐに跡目の選定が始められたが、派閥の意見がぶつかり難航、さらに傘下団体の松尾組・大中義久組長が跡目として決定すると、傘下組織の中で最大規模だった村上一家を含めた数団体が反対を表明したという。これに対し道仁会側は村上一家・村神長二郎総長を絶縁。そして村上一家をはじめ数団体は道仁会から離れ、「九州誠道会」を立ち上げた。その直後から激しい抗争が始まったが、07年8月の大中道仁会三代目会長が射殺されるとさらにヒートアップ。一方、08年4月、九州誠道会では村神初代の引退に伴い、浪川政浩二代目が発足。以降も抗争は散発的に続き、沈静化をみるも11年頃から再び激化、昨年4月には福岡県内で九州誠道会ナンバー2の上村隆幸副会長が銃撃されている。また改正暴力団対策法に基づく、「特定抗争」の指定直前には、福岡県にある道仁会系組織の事務所に手りゅう弾が投げ込まれるなど、今後も長期化が懸念される。

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