サイゾーpremium  > 特集  > 監査法人覆面座談会──財務の番人はなぜ堕...

──オリンパスの損失飛ばしと大王製紙元会長による背任事件をめぐって、監査法人の責任が問われている。なぜ監査法人は、この問題を指摘できなかったのか? 三大監査法人の内情と共に、会計業界が抱える問題点について、関係者が匿名で語る。

[座談会参加者]

A…某大手監査法人に所属する公認会計士
B…某中堅監査法人に所属する公認会計士
C…コンサルタント会社所属の公認会計士
D…某会計事務所所長

A オリンパスによる巨額損失隠しと、大王製紙の井川意高前会長のカジノ通いに端を発する巨額の資金流用による背任事件で、上場企業の財務情報を監査する監査法人が急に注目されるようになった。

B これまでは「監査法人で働いてます」って言うと「どういう仕事ですか?」って聞かれていたのに、今は「ちゃんと仕事してるんですか?」だからね(苦笑)。

C 早速だけど、オリンパスと大王製紙の事件から見ていこう。オリンパスを2009年まで担当していたあずさと、それ以降引き継いだ新日本、そして大王製紙を担当していたトーマツは、日本の上場企業のほとんどを独占する三大監査法人だけど、そのすべてに金融庁の調査が入ることになった。監査法人の歴史上初めての事態だ。

D 調査の結果、金融庁からなんらかの処分があることも考えられる。それを見越してか、オリンパスを担当していたあずさは、監査をしているすべての企業に担当者が説明に回っているらしいね。「世間をお騒がせしていますが、うちは適正に対処しております」って。一方の新日本はダンマリを決め込んでいるようだ。「あれは、あずさが担当していた時代に起きた問題です」と言っているという、関係者の声も聞こえる。

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