サイゾーpremium  > 特集  > 不安材料山積みの映画『あしたのジョー』に...

──原作ファンから不安の声が上がっている『あしたのジョー』実写化企画。原作者・梶原一騎の実弟で、自身もマンガ原作者の真樹先生に、その胸中を聞いた。

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真樹日佐夫先生。(写真/尾藤能暢)

『あしたのジョー』に関しちゃ、10年前から実写化したいって連中がいろいろ来てたんだけど、原作側からOKが出なかったんだよ。若い頃のキムタクが「是非ジョーをやらせてくれ」って名乗りを上げたり、元ボクシング世界チャンピオンの鬼塚勝也にやらせるって知り合いのプロダクションが何千万円か先行投資して、森崎東監督(『塀の中の懲りない面々』など)が撮ることになってたけど、流れちゃったりしてた。それがなぜ、今になってわざわざこんなキャスティングでやるんだって、こないだ講談社の部長呼んで文句言ったばっかなんだけど、結局ジャニーズとTBSなんだよ。山P(山下智久)の写真集が出るとかで、プロモーションに『あしたのジョー』は利用されてる。それがおもしろくないんだよ。

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