左翼諸君!参政党の倒し方を教えよう

[特別対談]
立花孝志(NHK党代表)×上念司(経済評論家)

(写真/渡部幸和)

この国にはいま転換期が訪れている。長年この国の舵取りを担ってきた自民党が国民からそっぽを向かれ、台頭してきたのが、メチャクチャな主張ばかりを掲げる参政党だ。彼らは排外主義や夢物語のような政策しか語らないにもかかわらず、有権者からは支持を集めている。なぜこんなことになったのか……。NHK党代表・立花孝志と経済評論家・上念司が語り合う。

2024年10月の衆議院選挙に続き、今年7月の参議院選挙でも自民党は大幅に議席を減らした。一方で、社民党はほぼ消滅状態となり、共産党も議席を大きく失った。そうした中、「日本人ファースト」を掲げる参政党が支持を拡大し、社会の右傾化が一段と進んでいる。この先、日本はどうなっていくのだろうか? NHK党代表・立花孝志と経済評論家・上念司が意見を交わす。
立花孝志(以下、立花) 実は私は2年前から「参政党から国民を守る党」という政党の代表をしています。

上念司(以下、上念) なんですか、それは?

立花 参政党では党員になるために月1000円や2500円といった会費が必要なのですが、以前から「なぜ政治参加にお金がかかるのか?」と疑問を抱いていました。仮に必要でも、金額によって“ランク”があるのはおかしいですよね。そのうえ、党を抜けた「辞め参」から返金を求められた際、代表の神谷宗幣氏は「返金はしない」と明言しました。さらに、Tシャツや高額な書籍の購入を勧められ、多額の支出を強いられたという人もいたそうです。そうした被害を防ぐため、私は政党を立ち上げたのです。

──それが「参政党から国民を守る党」なのですね。

立花 ただし、「類似する政党名は認められない」という規定があります。例えば「自国民から守る党」は「自民党」と略せてしまうため不可です。そのため、「参政党から国民を守る党」も混乱を招く恐れがあるとされ、認可されない可能性がありました。しかし総務省で約3カ月の審査を経て、最終的に認可を受けることができました。

上念 でも「参政党から国民を守る党」も、略すと結局“参政党”になりますよね(笑)。大丈夫なんですか?

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