時代考証が不十分!? 中途半端なファンタジーだったNHK朝ドラ『おひさま』

■原作もドラマも人気のテッパンシリーズ

『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』
脚本/後藤法子ほか 演出/今井和久ほか プロデューサー/豊福陽子ほか
原作/海堂尊 出演/伊藤淳史、仲村トオルほか
CX系にて、毎週火曜22:00~22:54放映(9月20日終了)

大学附属病院を舞台に、外来講師・田口(伊藤)と、厚労省役人・白鳥(仲村)の活躍を描く、『チーム・バチスタ』シリーズ3作目。検死手法「死亡時画像病理診断(Ai)」をめぐる警察と医療技術者側の攻防をベースに、冤罪事件の暗い影を描く。

【批評家・宇野評】
★★★★★★☆☆☆☆
仲村トオルの白鳥が圧倒的
マンネリではあるが、さすがの安定感と呼ぶべきだろう。膨大な原作シリーズの中からここで『アリアドネの弾丸』を選ぶという取捨選択も正解だし、テレビドラマ向けの脚色と再構成も巧い。ミステリというよりはライトな医療薀蓄ものとしてきちんと成立させつつ、物語展開自体はひたすらキャラを立たせてゆくことに奉仕させる手腕は見事。特に仲村トオルの白鳥は原作版、映画版(阿部寛)を圧倒する存在感で、既にひとり歩きすらしている。

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