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第1特集
dマガジンは雑誌業界の救世主となるか?【2】

dマガジンは「肌色」掲載NG? セクシー写真の基準を解説!

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2018-02-17 shizu.jpg
dマガジンに掲載された先月号の弊誌。しずかちゃんのヌードはマスキング対象でした。

 dマガジンで全ページの配信をしていない雑誌もある……というのは前記事「dマガジンが雑誌に与えた衝撃!ドコモ担当者の声で読み解く『雑誌の未来』」で触れた通り。もうひとつ、紙の雑誌とdマガジンの違いとして、「dマガジンではページの一部がマスキングされる(塗りつぶして隠される)ことがある」という点が上げられる。

 マスキングされるものの代表例が「性に関する表現」の写真やイラストだ。

「ドコモでは公序良俗に反するものは一切配信しませんし、青少年保護も強く意識しているため、露出のあまりに大きい写真などはマスキングしています」(伊藤氏)

 なお写真やイラストは運営スタッフが目視で確認し、一定の基準にもとづきマスキングの有無を判断しているそう。「dマガジンはお尻に厳しい!」という声もあるそうだが、「基本的には露出の面積で判断している」とのことだ。ちなみに先月号の『サイゾー』のマンガ特集では、『ドラえもん』のしずかちゃんの裸のコマはしっかりマスキング。女性のヌードが描かれた『ヘルタースケルター』の表紙もマスキングされており、ヌードに対しては厳しい処置が取られているようだ。

 そして1月号に掲載された、性交を描いた春画はすべてマスキング。12月号では、映画『ほくろの女は夜濡れる』の下着をバッチリ付けている場面カットもマスキングされていたが、こちらは性行為を連想させる場面だから……というのが理由だと推測される。

 ちなみに「写真には厳しくても文字には優しい」そうで、「SEX新論」特集も過激な言葉が飛び交うタイトルや文章はバッチリ掲載されていた……。

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