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第1特集
「日本グランドロッジ」グランドマスター・八木豊氏インタビュー

フリーメイソンの頂点を直撃!「秘密結社」「陰謀論」…実際はどうなんですか?

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日本グランドロッジのグランドマスターである八木豊氏。任期は基本的に1年。まもなく退任時期を迎える。

SNS等の発達・普及で、これまで「謎」とされた物事が急速に解き明かされている現代にあって、今もなお内情がほとんど知られていない「フリーメイソン」。「世界を裏で操っている」といった陰謀論も囁かれるが、実態はどんなものなのか。今回、日本のフリーメイソンの頂点とも呼べる「グランドマスター」の肩書を持つ八木豊氏への取材が実現。率直な質問をぶつけた。

ディープステートやQアノン・ムーブメントの発端となった匿名人物「Q」……陰謀論の文脈でその実在がまことしやかに囁かれる「謎めいた存在」は、どの時代でも人々の好奇心を刺激してきた。そうしたなかで「世界を牛耳る秘密結社」と呼ばれることもあるフリーメイソン(以下、メイソン【注】)は一線を画す存在だ。本部住所は公開されているし、厳しい審査はあるものの入会の門戸を開いている。さらに近年ではYouTubeチャンネルを開設し、情報発信を行っている、まさに「実在する都市伝説」だ。今回、日本のメイソンの頂点に取材する機会を得た我々は、メイソンを取り巻くさまざまな謎について真正面から質問をぶつけた。

Q
「世界を裏で操っている」といった陰謀論はどこまで本当なのか?
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Zoom越しで取材に応じた日本グランドロッジの「グランドマスター」八木豊氏の第一印象は理知的な紳士。穏やかな口調でメイソンをめぐる陰謀論は全て事実ではないと述べた。

「私は、メイソンが特別な力を持っているという陰謀論があること自体、自分が入るまで知りませんでした。そうした言説がこれほど広がっていることにも正直驚いたほどです」

いわく、メイソンが怪しげな秘密結社である、というイメージはナチス・ドイツのプロパガンダが発端であり、それが今も根強く残り続けているのだという。

ナチスが台頭した1930年代、ドイツは第一次世界大戦による荒廃に苦しんでいた。ナチスはそうした苦境の〝原因〟としてユダヤ人を仮想敵に仕立て上げてその支配を盤石なものにしたが、仮想敵にはメイソンも含まれていたのはあまり知られていない。

ナチスはメイソンに「国家を裏切る存在」とレッテルを貼り、メディアを総動員して排除を進めた。そのプロパガンダは新聞、雑誌、映画、子ども用絵本においても展開され、反メイソンの博覧会も行われたという。結果として多くのメイソン会員が強制収容所に送られ、約30万の会員が命を奪われた。

ナチスがメイソンを迫害した理由は大きく2つある。

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