サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 禁忌なオンナのセレブな回想録【1】/【キム・カーダシアン】の(危)人生

――セックステープ流出というセンセーショナルな世界デビューを果たした、ご存知キム・カーダシアン。ラッパーのカニエ・ウェストの妻としても知られる昨今だったが、約7年間の結婚生活に終止符を打った。現在は弁護士になるべく、日々勉強に没頭している彼女だが、本誌16年5月号に掲載したキム事情からアップデートされてきたタブーな人生を総ざらいしてみた。祝・ビリオネア!

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(絵/ICHIRAKU STUDIO)

 裸体も醜聞もなんのその状態だったアメリカのお騒がせ夫婦、キム・カーダシアンとカニエ・ウェストが離婚した。本国と比べると日本では知名度に欠けるため「なんのこっちゃ」かもしれないが、実はこのキム、スキャンダルを肥やしにし続けた結果、米国を代表するインフルエンサー企業家、そしてホワイトハウスで演説する活動家にまで登りつめた才傑。「なんでもありのアメリカ」を象徴する彼女の道のりを振り返ろう。

 キム・カーダシアンといえば、アメリカの“二流セレブ”の筆頭格だった。1980年ロサンゼルスにて弁護士のもと生まれたリッチな美人姉妹の次女で、00年代より“インフルエンサーの始祖”パリス・ヒルトンの友人兼スタイリストとしてマスメディアに登場した彼女だが、知名度を上げたきっかけは07年、R&Bシンガーのレイ・Jとのセックステープ流出騒動。その後すぐ母親クリス・ジェンナーが企画したファミリー・リアリティショー『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』の放送が開始したものだから、母娘が共謀してセックステープを流した噂まで流れた。開始前から“恥知らずの話題づくり一家”という風評を打ち立てた彼女たちの超常的おバカ生活を映し出した番組は大当たり。中でも、ヒップホップ・ライターとして幅広く活動する渡辺志保氏から「カーダシアン家のフロントラインに常に立っていた」と評されるキムは、師匠パリスから二つ名「有名なことで有名(歌や演技などの特技がないセレブリティという皮肉)」をかすめ取るほど出世。妹のクロエ・カーダシアンが刑務所(飲酒運転で逮捕されるも判決を受け入れなかったため)へ向かう車中でものうのうと自撮りを行うほどのナルシストキャラによって、SNS普及時代の「セルフィーの女王」として人気セレブリティの座に君臨してみせた。

 そんなキムが2021年の今では、アメリカを代表する“一流セレブ”様である。何があったのかというと、まず大きいのは、キムのセックステープ事件を「見事な成り上がり」として称賛したカニエ・ウェストとの結婚(14年)。彼は世界的に知られるラッパーだが、予測不能な言動で賛否を巻き起こすお騒がせセレブとしても知られている。つまりキムとカニエ、お騒がせ者同士が愛を育み、通称「キミエ」夫婦としてゴシップメディアを毎日のように騒がせていったのである。著名な例は、バイクに乗ったカニエが全裸のキムと対面座位のように揺れて幻想的に絡む「Bound 2」のミュージックビデオ(写真参照)。

 ほかにも09年の「MTVビデオ・ミュージック・アワード」演説乱入事件より、およそ10年続いたカニエとテイラー・スウィフトの闘争にキムが参戦して「テイラーは卑劣な嘘つき」と主張、証拠として勝手に録画した会話映像を投下したことで相手のキャリアを散々にしたこともある。数年後、キムが自分たちに有利なようテープを編集していたことを示す第2の音声がどこからともなくリークされて形勢が逆転したこともあったが、夫婦にダメージはなかった。清廉なブランドを持つテイラーとは対照的に、キミエは最初からダーティなので、他人を蹴落とすための“卑劣な嘘”程度ではなにも揺るがないのである!

炎上しても無視しない、インフルエンサーの鑑

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