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第1特集
サイゾーPremium 特別企画「今こそ“昆虫”を考える」

昆虫マニアが昆虫嫌いを克服させる――呂布カルマが鈴木ふみ奈に虫指南!

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↑画像をクリックすると拡大します。(写真/岩澤高雄・The VOICE)

――サイゾーpremium特別企画のため、遠路はるばる名古屋からお越しいただいたのは、“日本語ラップ界イチの昆虫マニア”として名を馳せる呂布カルマ氏。同時に“日本語ラップ界イチのグラビア・ディガー”としてもその名を轟かせる同氏の「昆虫嫌いなトップ・グラビアアイドルに克服してもらいたい!」という要望に応えるべく、本誌グラビアページでも魅惑のボディを惜しげもなく披露してきた、鈴木ふみ奈ちゃんに参戦してもらいました。「私、蚊すら殺せないんです……」という、虫に触れることすらおっかなびっくりのふみ奈ちゃんは、果たして克服できるのか……!? 異色タッグによる昆虫対談、早速パンチラインの採集をさせていただきます!
(取材・文/佐藤公郎・編集部)
(写真/岩澤高雄・The VOICE)

呂布カルマ(以下、呂布) 僕に昆虫愛があるあまり、ふみ奈さんに嫌われてしまったら本末転倒になる難しい企画ですが、よろしくお願いします。

鈴木ふみ奈(以下、ふみ奈) いえ、耐性ができて、あわよくば興味を持てるようなりたいです。それこそ家でたびたび目にするクモも手で捕まえて逃がしてあげられるくらいに。

呂布 そもそも小さい頃って、男の子は普通に昆虫採集とかしていて、誰もが平気でカナブンとかも触れていたんですよ。でも、成長とともに触らなくなって、実は僕も虫を触るのが苦手になっていたんですよ。

ふみ奈 えっ、意外! ダメな時期があったんですね。小さい頃からずっと昆虫が好きなのかなと思ってました。

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(写真/岩澤高雄・The VOICE)

呂布 25歳くらいのときだったかな、富士山のキャンプ場で開催されたレイブパーティに行ったんですけど、会場はもちろん、テントやトイレにも無視できないほどの虫が飛来してくるわけですよ。そこでトイレの壁にとまっている巨大な蛾をしげしげと見ていたら、「あれ、意外と大丈夫かも」って感じて。ひとつ平気になると、ほかの虫にも興味が沸いてきて、どんどん平気になっていったんです。

ふみ奈 私も小さい頃は虫を触れていたはずなんですけど……その「ひとつが平気になる」っていうのが難しい……。

呂布 その理由って、「よくわからないけど気持ち悪い。怖い」ですよね。小さい頃は高い場所から平気で飛び降りられたけど、大人になると妙な恐怖感に襲われる、って感覚と一緒。だって冷静に考えてみてください、虫とタイマンで戦っても負けるわけがないんですよ。10対1でも負けない。となると怖いんじゃなく、「どんな生態なのかわからない」とか「素早く動くグロテスクな生物」っていう印象が先行しちゃうんですよね。実物よりも拡大写真を見てみると、規則正しい形をしたロボット的というか、「あれ、気持ち悪くないかも。なんか工業製品みたい☆」とか、カッチリとデザイン性にも優れたフォルムに気づいたりできるんですよ。

ふみ奈 虫の拡大写真とか……頭の中で想像すると顔が曇ってきちゃいます。ちなみに呂布さんはどっちのほうが得意ですか? ……どっち、っていうのもおかしいですけど、例えばイモムシ系とカブトムシ系でしたら。

呂布 僕は蛾とイモムシが好き。「よっしゃ、山に虫を採りに行くぞ!」っていう虫好きではなく、日常で出会う虫に惹かれる。家にクモがいたり、街路樹にイモムシがひっついていたり、突然蛾が飛んできたりとか。なので、もちろん「家のドアに蛾が付いてる! 家に入れない!」とかパニックに陥ることはないです。

ふみ奈 私は、まさにそれです。

呂布 虫への理解力が高まると、これまでアクシデントとして受け止めていた、そういった出来事も「いいのきたー!」って喜べるんですよ。その意識で夏場を迎えると、3倍は楽しく過ごすことができます。

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(写真/岩澤高雄・The VOICE)

ふみ奈 めちゃくちゃ素敵な生き方をされてる……。よしっ、私も夏を楽しく過ごすためにもがんば……りたいけど、ゴキブリは絶対無理そう。

呂布 ゴキブリは無理で大丈夫です。僕も彼らは好きじゃない。過去に害虫駆除の仕事を5年くらいやってたんですけど、その時にエグい数のゴキブリを殺してきたんで。多分、「日本一ゴキブリを殺したラッパー」だと思います。ちなみに、どんな昆虫でも“羽”ってシンメトリーに設計されてるんですけど、ゴキブリの羽は重なるような非対称な作りになっているんですよ。つまり、生理的に美しくないデザインなので、不快に感じて当然だったりするんです。

ふみ奈 そこまで考えて「嫌い」っていう理由にたどり着けるのがすごい(笑)。

――というわけで、呂布さんがふみ奈さんの昆虫嫌いを克服させるべく、「日常的に出会える愛すべき昆虫」をピックアップしてくれました。

呂布 まず、家に一番出るハエトリグモをご紹介します。彼はその名の通り、ハエを取ってくれたり、害虫であるダニを食べてくれるので、家にはなるべく生息させておいたほうがいい。

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日常的によく遭遇するハエトリグモ。肉眼ではこの愛くるしい顔は確認できないが、人間に危害を加えることはない。

ふみ奈 うわっ……って、あれ? かわいいかも。クモって目が4つあるんですか?

呂布 そう、目は4つ。実際のハエトリグモを見たら、ここまで詳細に顔はわからないですけど、拡大するとクリクリの目がかわいいんですよ。

ふみ奈 クモ業界ではかわいいほうのクモですか?

呂布 ダントツにかわいいです。サイズにして1mm前後。

ふみ奈 クモの顔をこんなにじっくり見たの、生まれて初めて。ちなみにハエトリグモは刺しますか?

呂布 刺しません。噛みもしないです。

ふみ奈 そうなんだー。確かにこうして生態を知ると、ちょっと見方や構え方が変わるかも。

呂布 ハエトリグモは巣を作るタイプのクモじゃないし、人間に対して攻撃も干渉もしてこないから、うっとうしい系のクモじゃないんですよ。逆にハエトリグモ側からしたら、あまりに巨大すぎる人間のほうを怖がってるはず。

ふみ奈 確かに。なんか虫って全般的に“害虫”ってイメージがあるんですけど、いいことをやってくれる虫もいるんですね。

呂布 一般的に葉や植物など、農作物を荒らす虫が害虫と呼ばれ、虫を食うタイプは益虫と呼ばれます。なので、イモムシやチョウも葉っぱを食べるので害虫なんですよ。見た目がきれいなモンシロチョウでさえ、ゴリッゴリの害虫ですから。ちなみに蛾は、幼虫時代は葉っぱだけを食べるんですけど、成虫になると花の蜜しか吸わない、最高にかわいい食生活を送ります。OLみたいでしょ。

ふみ奈 そう説明されると、かわいく思えちゃう(笑)。

呂布 では次、蚕を見てみましょう。

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触覚のかわいらしさも相まって、どことなくウサギに見える蚕。幼虫時代とのギャップも萌え。

ふみ奈 あ、蚕は小学生のとき、飼育係を担当してた!

呂布 見てくださいよ、ほぼウサギですよね。

ふみ奈 見慣れていないだけで、美しい生き物に見えなくもないですけど……。

呂布 女の子ってチョウは平気だけど、蛾は苦手ですよね。でも、よく見てみると蛾のほうが毛がフサフサで、フォルムも丸みを帯びていて哺乳類に近い。ただ、蚕はなかなか出会えないので、スズメガを見てもらいます。

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モフモフしている鳥類に見えなくもないスズメガ。凝視することで、蛾ともわかり合えるかも!

ふみ奈 え、フクロウみたい! いや、ウグイスかな? 鳥っぽいですね。

呂布 ネザーランド・ドワーフみたいでしょ? 僕は自宅で飼育もしてるんですけど、羽化したらリリースする活動をしています。

ふみ奈 なんか紹介してもらっている昆虫、平気になってきているような……こんなに連続して見る機会もないから麻痺しちゃってきたのかな(笑)。今、この瞬間だったら画像じゃなく実物でも触れそうな気がする。

呂布 もうクリアしたも同然ですよ、この企画! じゃあ、セスジスズメも見てください。そのへんにいて嫌われる蛾です。でも、よく見てみるときれいな模様じゃないですか?

ふみ奈 いや……やっぱり時間がかかりそう(笑)。

呂布 僕が育てたセスジスズメの写真を見てもらいたいんですけど、どうですか、このイケメンな鋭い目つき。

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まるで戦闘機のようなフォルムのセスジスズメ(上)。そして呂布氏のイケメンに育成中のセスジスズメ(下)。

ふみ奈 ホントだ、かっこいい。ワシに見える。

呂布 その勢いのまま、クスサンを見てください。

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「あれ、こんな柄の洋服、見たことある!」と思わずうなずいてしまいそうなクスサン。

ふみ奈 これは“蛾中の蛾”って感じですね。でも、見方を変えるとグレムリンに見えるかも。

呂布 かわいい蛾じゃなく、きれいな蛾、オオミズアオもいます。

ふみ奈 これは……キャベツ?(笑) っていうか、小さい頃から呂布さんの昆虫授業を受けてたら、絶対昆虫が苦手になることはなさそう。だいぶ耐性ができてきてますもん。

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サイズはなかなかですが、キャベツだと思えばなんのそのなオオミズアオ。

呂布 僕もそうなってもらいたくて、ツイッターなんかで虫の写真をアップするんですけど、だいたい50人前後のフォロワーが減る。それでも「昆虫の良さがわかってきました!」って言ってくれる少数派もいるんです。きっと彼らの今後の人生は、確実に豊かなものになっていきますよ。

ふみ奈 「気持ち悪い!」「怖い!」っていうネガティブなワードで育っちゃうと、ずっとその印象って変わらないですもんね。今日みたいにポジティブなワードで教えてもらうと、身近なものに思えてきます。

呂布 これはどうですか、ゾウムシ。どんぐりの中にいる昆虫です。

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「一度ついたら剥がれなさそう!」な足の具合が女子は苦手意識を促すゾウムシくん。

ふみ奈 これは……かわいくはないかな(笑)。

呂布 サイズは小さいけど、女子ウケしない側の昆虫なのかなー。

ふみ奈 これまで見てきた蛾やイモムシとは容姿が違うからかな。

呂布 ゾウムシの写真集とかもあるんですよ。

ふみ奈 ってことは、私より写真集を出している可能性も……? ライバルですね。

呂布 ふみ奈さんの名誉に誓って言いますけど、ゾウムシの写真集のほうが確実に少ないです(笑)。衣装も変えられないので。

ふみ奈 よかったー(笑)。なんかゾウムシは、くっついたら剥がれない力強い足、って感じがします。

呂布 でも、1~2mmのか弱い生き物ですよ。きっと、日常のどこかで出会ったら、これからは「あ、ゾウムシだあ☆」って驚かなくなりますよ。

~以降、ハエやチョウ、蛾、インスタ映えもする昆虫を紹介する呂布氏~

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(写真/岩澤高雄・The VOICE)

ふみ奈 昆虫って……奥が深い!

呂布 例えば、買い物に出かけて街路樹を見たら、イモムシと出会いました。葉っぱごとちぎって、家で1週間くらい育てて、さなぎになって羽化したら……

ふみ奈 リリースします。

呂布 完璧です。

――さて、呂布さんはふみ奈さんに対して「カラダがすごいから何を着ても絵になります。ギリギリラインのぽちゃ感が素晴らしい」と、過去のインタビューで言っていたことがあるんですが、ふみ奈さんを昆虫界でたとえると、何になりますか?

呂布 ふみ奈さんは……与那国島にいるレジェンド、ヨナグニサンですね。

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まるでグラビアアイドルが着用するような水着の柄をしたヨナグニサン。ふみ奈ちゃんの次回グラビアに期待!

ふみ奈 ヨナグニサン……? って、今までの人生で見た蛾の中でも一番インパクトがスゴい!(笑) しかも、デカーい!

呂布 これが蛾界のふみ奈さんです。もう、怖くないでしょ?

ふみ奈 耐性はついてきたけど……さすがにこのサイズが目の前に現れたら、勝てる気がしません! でも、このサイズ、水着くらいのサイズはあるし、ヨナグニサンでグラビアできそう。

呂布 与那国島ロケで、おっぱいの谷間にポカリスエットとか砂糖水を塗ってたら、(ヨナグニサンが)とまる可能性は十分あります。

ふみ奈 コロナが落ち着いたら挑戦してみたい!

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(写真/岩澤高雄・The VOICE)

呂布 ちなみに昆虫企画ということで、僕は今後、昆虫食に期待してるんですね。正直、いま食べてる世の中の昆虫食って、「野生の虫を捕まえて佃煮にする」みたいな無理やり感が否めないんですよ。そのへんの木苺をもいで食べているのと大差ない。なので、農家の人が食用に養殖し、エサもこだわり抜いた昆虫食こそ、真の昆虫食だと思うんです。それこそパッケージには「私たちが育てました」という老夫婦の写真が貼られているイモムシパックとか。そういう時代になることを楽しみにしてるんです。

ふみ奈 確かに昆虫食は免疫がないだけで、栄養価は高いって言いますもんね。そもそも最初は動物を食べることにも抵抗はあったでしょうし、そう考えたら遠くない話かもしれませんね。

呂布 水原希子みたいな子が「今朝もフルーツイモムシ5粒、チュプりました」とかインスタで紹介するだけで爆流行りですよ。

ふみ奈 おしゃれな食べ物、っていう雰囲気が出れば、SNSで「#昆虫食」ってハッシュタグも普通になるんでしょうね。

呂布 そう、食糧難という問題も踏まえて、必然的になるかもしれないし。

ふみ奈 ハリボー(グミキャンディ)の昆虫バージョンとかも発売されそう!

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↑画像をクリックすると拡大します。(写真/岩澤高雄・The VOICE)

――ふみ奈さん、だいぶ克服できたんじゃないですか?

ふみ奈 克服はまだかもしれないけど、興味は持てるようになりました。「きゃー!」「気持ち悪ーい!」「こわーい!」とか、周囲が怖がる環境だと影響されちゃいそうだけど、呂布さんはじめ、「虫は怖くないんだよ」っていうみなさんで固められたら、触れるような気すらします。というか、虫のことを「かわいい」と思えた瞬間が訪れたこと自体、私が一番驚いています(笑)。

呂布 何事もひとつのきっかけで変わりますからね。夏は終わっちゃいますけど、昆虫は秋も楽しめますから。

ふみ奈 こないだ「虫を触っているだけで頭脳明晰になる」みたいなテレビ番組を見たんです。私、子どもをきちんと育てる情報を集めるのが趣味なので、もし自分に子どもができたら、子どもにはいっぱい虫と触れ合ってほしいと思いました。お母さんが昆虫を触れたら、もっとよい教育になりますもんね!

呂布 素晴らしい!


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