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第1特集
都知事の成功と女性の地位向上【3】

都合のいいことしか書いてない! 話半分で読むべき小池百合子の自著

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――『女帝』は膨大な取材に基づく評伝だが、本人に直接話を聞いてはいない。そこで、本人の言い分も知るために過去の著書を見ていこう。

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カイロ大卒業証書を初披露
『振り袖、ピラミッドを登る』
講談社/1982年

72年にカイロ大へ入学、76年に卒業試験に合格した際は憧れのピラミッド頂上にて着物姿でお茶をたてた、と語る。扉で初めて卒業証書を披露したが、肝心な部分はベール姿の小池の写真がコラージュされて見えない。

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細かい文法や例文はナシ
『3日でおぼえるアラビア語』
学生社/1983年

小池は過去には日本アラブ協会のアラビア語講師を務めたとされ、こんな本も出版している。ただし、「文を書くのはちょっと大変! でも、会話はとってもカンタン!!」とうたう 、細かい文法や例文を省いた会話テキストとなっている。

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男社会でサバイブする方法
『おんなの人脈づくり サクセスウーマンのPassport』
太陽企画出版/1985年

政財界などの著名人を招いた『竹村健一の世相講談』(日本テレビ系)でアシスタントを務めた小池。女が男社会で生き抜くには人脈だと言い切り、それを築く具体的方法を披露。

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