サイゾーpremium  > 連載  > クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング  > 【AI】がインターネットを根底から揺さぶる
連載
『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第73回

AIがインターネットを根底から揺さぶるとき、私たちはインターネットを愛し続けられるのか

+お気に入りに追加

通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案!

2002_P088-091_graph001_520s.jpg
●年齢階層別インターネット利用の目的・用途(複数回答)
(出典)総務省「通信利用動向調査」

――暗雲どころか真っ暗闇な状況に突入しつつある2020年のニッポン経済。成長の柱となるはずだったデジタルトランスフォーメーションも遅々として進まず、いまだに「紙にハンコ」が欠かせない有り様。そしてデジタル時代の主役である肝心要のインターネットも、フェイクニュースどころかあらゆる分野でフェイクが満ちあふれて、その信頼が根底から揺さぶられている。さあ、2020年は一体どうなる?

――今月は、毎年恒例の担当編集と共に1年を振り返る、まとめの回です。この連載も丸6年を過ぎて、連載陣の中でも長老クラスになってきました。

クロサカ 6年間やってきて、これまで連載を一度も落とさなかったのは、担当編集をはじめとして編集部や関係者の皆さんのおかげです。ありがとうございます。これも毎年言っていますが、本当に時間が過ぎていくのが早くなっていて、前回の折田先生はお話の内容まで覚えているんですが、前々回となるとすでに記憶がかなり曖昧に……。

――12月号は木暮先生と5Gについて、かなり話し込んでいたじゃないですか! でも、19年を通しての感想は、取材に同席していて「こんなことまで言っていいの?」って思うくらい、対談相手の方が突っ込んだ話をしてくれることが多かったのが驚きでした。

クロサカ 皆さん、日本に対して鬱憤が溜まっているんでしょう。駄目なところに対して、皆でちゃんと怒って、変えていかないといけないと改めて思いました。

――11月号の川端さんは、日本の会社社会の駄目なところとして、人事制度をはじめその根幹にある仕事の仕方や働き方について指摘されていました。

クロサカ 人事制度って、どうしても個別具体的な話になってしまって、一般化しづらいので、皆が議論を避けがちなんですよね。「言いたいことはわかるんだけど」ってなってしまう。でも、ドイツと日本の両方で活躍されていてJALの再生にもかかわったオリバー・ボルツァーさん【1】と別件でお話しした際、「日本社会でまず変えるべきは人事と雇用」だとおっしゃっていました。彼にもいずれ対談をお願いしたいなあ。

――人の一日の活動時間のうち、約半分が仕事で占められていて、ここを「つまらない」と感じている人に対して、仕事へ積極的に貢献しろといっても酷な話です。一方で、仕事へのやる気を失った人が身近にいると、周囲への悪影響もありますよね。だから、その人だけの問題じゃないんだな、というのはわかります。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年5月号

新タブー大全'21

新タブー大全'21
    • 【森発言は女性差別?】高齢者座談会
    • 広がる【陰謀論とGAFA】の対応
    • 【Qアノン】の主張
    • ビジネス的な【福音派】の布教
    • 【ザ・ボーイズ】が描く福音派
    • 【反ワクチン運動】の潮流
    • 取り沙汰されてきた【ワクチン4種】
    • 【メガIT企業】が触れたタブー
    • 【民間PCR検査】の歪な構造
    • 【NHK】に問われる真価
    • 【テレ東】が身中に抱えた爆弾
    • 【キム・カーダシアン】の(危)人生
    • 【仰天修羅場】傑作5選
    • 月収12万でアイドルが【パパ活】
    • 【パパ活】の背景にある雇用問題
    • 金融の民主化【ロビンフッド】の闇

「小川淳也」政治とコロナと与野党を語る

「小川淳也」政治とコロナと与野党を語る
    • 【小川淳也】政治とコロナと与野党を語る

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【朝日ななみ】新人役者は“嫌われるほど悪い役”を目指す!
    • 【はるかりまあこ】新風を巻き起こす三人官女のサウンド
    • 【SILENT KILLA JOINT & dhrma】気鋭ラッパーとビート職人
    • 【松居大悟】自身の舞台劇をどのように映画化したのか?
    • 【BOCCHI。】“おひとりさま。”にやさしい新人7人組

連載

    • 【都丸紗也華】ボブ、マジ楽なんです。
    • 【アレンジレシピ】の世界
    • 【愛】という名のもとに
    • なぜ【AI×倫理】が必要なのか
    • 【萱野稔人】人間の知性と言葉の関係
    • 【スポンサー】ありきの密な祭り
    • 【地球に優しい】企業が誕生
    • 【丸屋九兵衛】メーガン妃を語る
    • 【町山智浩】「ノマドランド」ノマドの希望と絶望
    • 【総務省スキャンダル】と政府の放送免許付与
    • 【般若】が語った適当論
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【田澤健一郎】“かなわぬ恋”に泣いた【ゲイのスプリンター】
    • 【笹 公人】「念力事報」呪われたオリンピック
    • 【澤田晃宏】鳥栖のベトナム人とネパール人
    • 【AmamiyaMaako】イメージは細かく具体的に!
    • 【稲田豊史】「大奥」SF大河が示した現実
    • 【辛酸なめ子】の「佳子様偏愛採取録」
    • 伝説のワイナリーの名を冠す【新文化発信地】
    • 【更科修一郎】幽霊、ラジオスターとイキリオタク。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』