サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 【山口組分裂】報道の最前線

――2015年に「神戸山口組」と「六代目山口組」が分裂して以降、抗争状態が続く山口組。以降、分裂に関係するとみられる事件は100件以上発生し、死者も10人に。昨年10月、六代目山口組の若頭・高山清司の出所前後から、再び抗争が激化しているが、ヤクザ記事を毎号掲載する実話誌の報道はどう変わったのか?

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『若頭の社会復帰と三つの山口組の行方 中野太郎の激震から七代目の野望まで』(徳間書店)

 依然として分裂抗争が続く国内最大の指定暴力団・山口組。本稿では、その状況を追いかける実話誌のヤクザ報道が、近年どのように変化したのかを考察するが、最初に現在の抗争の状況を整理しておこう。

 まず、「山口組」を名乗る指定暴力団は現在3つある。

 ひとつ目は、分裂騒動の以前から司忍が組長を務める「六代目山口組」。警察庁の発表では、構成員は約4400人。勢力範囲は1都1道2府39県。名前の通り、従前の山口組の流れを汲む組織であり、現在も暴力団として国内最大の勢力を誇っている。

 その六代目山口組から2015年に離脱した13団体が立ち上げたのが「神戸山口組」。こちらは構成員が約1700人。勢力範囲は1都1道2府28県。六代目山口組や稲川会、住吉会には規模で及ばないが、現在は国内屈指の勢力を誇る暴力団のひとつだ。

 そして、もうひとつの「任侠山口組」は、17年4月に神戸山口組から分離した組織。構成員は約400人、勢力範囲は1都1道2府12県となっている。

 分裂以降は各組織間で死者の出る抗争が続いてきたが、19年は六代目山口組が神戸山口組に複数回にわたって襲撃を仕掛け、両陣営の抗争が激化。六代目山口組ナンバー2の若頭・高山清司の出所(19年10月)がその引き金になった……とメディア各社が報じている。

 こうした抗争の状況を受けて、ヤクザ記事を毎号掲載している実話誌の報道はどう変わったのか。某実話誌の編集者は次のように話す。

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