サイゾーpremium  > 連載  > 丸屋九兵衛の音樂時事備忘「ファンキー・ホモ・サピエンス」  > 「ファンキー・ホモ・サピエンス」【67】/【C・ガンビーノ】21世紀のダ・ヴィンチ
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「ファンキー・ホモ・サピエンス」【67】

【チャイルディッシュ・ガンビーノ】21世紀のダ・ヴィンチかも!「万能の人」C・ガンビーノ

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『“Awaken, My Love!”』

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チャイルディッシュ・ガンビーノ(販売元:ユニバーサルミュージック)

例の「Redbone」は、ブーツィーズ・ラバー・バンド「I'd Rather Be with You」を下敷きに、プリンス「If I Was Your Girlfriend」的に展開した極上ファルセット曲。ほかにもパーラメントっぽい曲とファンカデリックっぽい曲が別に存在するという贅沢さ。スライ風味もある。こんなアルバムが2010年代に作られたという奇跡に感謝。

「ちるちる」という名のBLサイトは、私の腐女子系イベントを告知してくれたことがあり、レオナルド・ダ・ヴィンチ『ウィトルウィウス的人体図』の可動フィギュアが発売されたことをウケて、「丸屋九兵衛さんに似てる気が……」とツイートしてくれたこともある。当方、感謝の思いでいっぱいだ。

 さて、レオナルド・ダ・ヴィンチ。芸術家、科学者、発明家、「人類史上もっとも多才」ともいわれる、15~16世紀の天才だ。「万能の人」のことをルネッサンス・マンと呼ぶのは、ダ・ヴィンチの存在ゆえだろう。

 この現代に「万能の人」の称号にふさわしい人物がいるとしたら、それは間違いなくドナルド・グローヴァーだろう、と強く思う。グラミー賞の動向にはドン・ギブ・ア・ファックな私ではあるが、それでもやはり、彼の「This Is America」が、レコード・オブ・ザ・イヤーを獲得した初のラップ曲となったことは喜ばしい。だから今回は彼について書こう。

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