サイゾーpremium  > 連載  > 友清哲のビールの怪人【9】/ニコタマに地ビールを!【ママ友】たちの挑戦

――すべてのビール党に捧ぐ、読むほどに酩酊する個性豊かな紳士録。

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玉川高島屋の裏手、柳小路の一角に誕生したふたこビール醸造所。去る2月5日(ふたこの日)は運営母体であるふたこ麦麦公社の設立4周年記念日だった。

 夕食の買い出しをする前に、駅前の飲み屋に集まって軽く1杯。誰からともなく「夕暮れ女子会」と名付けられた、二子玉川界隈のママ友たちのコミュニティから誕生したのが、「ふたこビール」である。

「ある時、この街でどんなことをやりたいか、プレゼンする機会がありました。そこで夕暮れ女子会で話し合ったところ、『二子玉川に足りないのはゆるキャラと地ビールだよね』と話題にあがったことから、地ビールをつくろうという機運が高まったんです」

 そう語るのは、昨年11月末に「ふたこビール醸造所」をオープンさせたばかりの市原尚子さんだ。

「正直、最初は遊び半分のアイデアでした。でも、地域のコミュニティでプレゼンさせてもらったところ、思いのほか好評をいただいて、その気になってしまったんです」

 二子玉川といえば、多摩川沿いの高級住宅街として知られる土地柄。再開発によって大型ショッピングモール「二子玉川ライズ」が誕生し、最近では楽天が本社を移転したことでいっそう活況を呈している。

 そんなニコタマで地ビールを造ろうというのは、確かにロマンのある計画である。市原さんはさっそく、ママ友仲間で現在はふたこビールの副代表を務める小林結花さんと共に、ブルワリーめぐりをスタート。

「ビールについての知識が乏しかったので、行く先々で初歩的な質問ばかり繰り返し、あきれられてしまうことも少なくありませんでした」

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