サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > アメコミやバンド・デシネだけじゃない!【2】/【アルジェリア】のマンガの中身
第1特集
アメコミやバンド・デシネだけじゃない!【2】

イスラム化でマンガが人気に? 専門の出版社も登場! アルジェリアのマンガ

+お気に入りに追加

――世界中からマンガの投稿を募集するコアミックス主催の「世界サイレント・マンガ・オーディション」で、アフリカからだと最も応募が多いのがアルジェリア。そこには、他国でも珍しいマンガ制作事情があるという。

1901_P070_073_img003_320.jpg
「Laabstore(ラーブストル)」の表紙。

 北アフリカに位置する国、アルジェリア。日本人にはなじみの薄いこの国で、「国産マンガ」が急速に成長している。

 それらの作品は「DZマンガ(アラビア語でアルジェリアを意味する「Djazairi」が由来)」と呼ばれており、キャラクターの造形や表現技法こそ日本のマンガを強く意識しているものの、制作から出版まで全てアルジェリア人の手によって行われているのが特徴だ。

 また、特筆すべきはマンガ専門の出版社「Z-Link」の存在である。同社は2007年の創業以来、DZマンガを専門に扱い、さらに、マンガ・映画・音楽の批評雑誌「Laabstore(ラーブストル)」を発行している。

 DZマンガの売れ行きは好調で、Z-Link創業メンバーのカマル・バールル氏が「AFPBB」や中東系メディア「Middle East Eye」の取材に応じたところによると、単行本は1作品につき3000部を発行し、「ラーブストル」の部数は07年に2000部だったのが、15年には1万部まで伸びたという。さらに同氏は「書店も、初めはマンガを置くことに懐疑的でしたが、今ではバンバン注文が入ります」とインタビューで答えている。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ