サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > 2010年代マンガのヤンキー像【1】/残虐化する【ヤンキーマンガ】新潮流

――放送中のドラマ『今日から俺は!!』が世代を超えて人気を博しているという。ただ、80年代末に始まったヤンキーマンガを原作としているように、実世界であんな格好の不良少年を見つけることはもはや難しい。では、今のヤンキーマンガはどんな内容になっているのか――。2010年代の潮流を探っていきたい。

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脈々とヤンキーマンガを生み出し続けている秋田書店の「ヤングチャンピオン」と「月刊少年チャンピオン」。

 10月から放送中のテレビドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)が好調だ。原作は1988~97年まで「増刊少年サンデー」「週刊少年サンデー」(共に小学館)で連載された同名のヤンキーマンガで、累計部数4000万部を超える大ヒット作である。

 90年代はこの『今日俺』と共に、「週刊少年ジャンプ」(集英社)では『ろくでなしBLUES』が、「週刊少年マガジン」(講談社)では『カメレオン』『湘南純愛組!』『疾風伝説 特攻の拓』が連載され、3大週刊少年誌でヤンキーマンガが花盛りであった。また、「月刊少年チャンピオン」(秋田書店)では髙橋ヒロシの『クローズ』の連載がスタートし、2000年代に入ってその続編『WORST』も人気を博した。

 しかし全体としては00年代以降、ブームは退潮し、現在は多くの人がイメージするであろう「不良少年が学園を舞台にヤンチャする」タイプの、オールドスクールなヤンキーマンガは激減している。そこで本稿では、10年代のヤンキーマンガの潮流を探っていきたい。

裏社会に接近して不良のリアルを描く

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