サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > 少女マンガ原作映画バブル崩壊【1】/【ジャニーズ】がキラキラ映画で失敗する理由

――少女マンガやライト文芸を原作にした、ティーン向け映画が量産されて久しい。若手イケメン俳優が主演に並ぶこのジャンル、もちろんイケメンの代名詞的な存在であるジャニーズ事務所も善戦している……と思いきや、少々様相が異なっているよう。はてさて、どうしてジャニーズのティーン向け映画はスベってしまうのだろうか?

1812_P069-099_J_01_350.jpg
12月に公開予定のSexy Zone・中島健人主演『ニセコイ』。中島主演の前作『心が叫びたがってるんだ。』は興行収入2.5億円の爆死だったが、大丈夫か?(画像/公式サイトより)

 ソフトフォーカス気味の写真に、ピンクや水色のカラフルな文字が躍る、若い男女が並ぶ映画のポスターを見たことがあるだろう。俗に「キラキラ映画」と呼ばれる映画だ。

 キラキラ映画は大半が少女マンガ、あるいはライト文芸原作で、売り出し中の若手イケメン俳優・人気女優がメインキャストを務める。その多くは学園モノだ。毎年コンスタントに制作され、興行収入20億円を超える作品もあるが、大人の映画好きの視界には入りにくい。

 若者の個体識別能力が低くなっている大人からすれば、「イケメンが出ている」という程度の理解から「ジャニーズとかが出てる映画でしょ?」で済ます向きも少なくないだろう。だが、それは大きな間違いだ。キラキラ映画市場において、ジャニーズは勝ち組ではない。それどころか、大きくコケている作品も少なくない。「数字を持っている人気のイケメン」の枠が、ジャニーズの専売特許ではなくなっていることが、映画市場にも表れているのだ。なぜジャニーズのキラキラ映画はヒットしにくいのか――。

テレビドラマ離れの若者を劇場へ呼んだマンガ原作

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2020年2月号

新しいニッポンのタブー

新しいニッポンのタブー
    • 暴力団だけじゃない【反社】の定義
    • 【山口組分裂】報道の最前線
    • 【嵐】休止後の芸能界にタブーはあるか?
    • 本当の【氷川きよし】論
    • 【社会学者】きーちゃんを苦しめる疑惑フォーマット
    • 【湯山玲子】ミサンドリー時代に合った戦略
    • 【音楽学者】芸能の性別越境を回復する存在に
    • 【丸屋九兵衛】ヒップホップときよしの交差点
    • 【ANARCHY】初期衝動を落とし込んだ映画
    • 【SEEDA】ラッパーの禁忌な生き様を描く
    • 世界の過激な【保守派リーダー】
    • 【元芸人】が政治の世界に進出するワケ
    • 【アナ雪】ステマ問題ほんとの戦犯
    • 時代を先取りする【新・麻薬王】の肖像
    • 【医療観察法】の知られざる実態

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。

川瀬もえ、エロくてキュートで清らかに。
    • 小悪魔【川瀬もえ】が脱ぐ

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 表紙/華村あすか「イオンで十分なんです」
    • 【桜田茉央】ミスマガ受賞者の箱入り娘
    • 【AV界】期待の新人セクシー下着
    • 【鈴木ふみ奈】タレントと企業のカンケイ
    • 【増田と鷲見】のラブゲーム
    • 【AI】がインターネットを根底から揺さぶる
    • 【五所純子】「ドラッグ・フェミニズム」
    • 【萱野稔人】"殴り合い"はなぜ人間的なのか
    • 機構影響を受けぬ【雪まつり】
    • 【丸屋九兵衛】キアヌ・リーブスを語る
    • 【町山智浩】「リチャード・ジュエル」FBIとマスコミの欺瞞
    • 【薬物事件】をめぐる刑罰と報道の問題点
    • 小原真史の「写真時評」
    • 笹 公人「念力事報」/ゴーンの大脱出
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/「アナと雪の女王」にモヤる理由
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 大手ビールメーカー出身者が【ブルーパブ】を開業
    • 更科修一郎/幽霊、闘争で情念を語る少年マンガ。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』