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第1特集
エロ規制と戦うマンガ家の心情【2】

『やるっきゃ騎士』作者みやすのんきが語る作家と出版社の戦い「自主規制が一番怖いです。」

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――『透明人間』や『いずみちゃん』とほぼ同時期、圧倒的な人気を誇ったマンガ『やるっきゃ騎士』の作者・みやすのんき氏が語ったマンガへの思い。

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「もともと『やるっきゃ騎士』は読み切りだったので、エンディングのコマは思い出深いです」(みやす)

 本来であれば、こちらのページの座談会に参加する予定だった、もうひとりの巨匠、みやすのんき氏。締切に追われ、足を運べず参加は断念せざるを得なかったものの、後日単独取材に応じ、『やるっきゃ騎士』誕生秘話から、出版社の曖昧なエロ規制に対する不満を語ってくれた。「僕はB級マンガ家」と自虐的に語った氏だったが、やはり巨匠の眼光は常に鋭い!

 僕が『月刊少年ジャンプ』で『やるっきゃ騎士』の連載を持つきっかけになったのは、競合誌の『月刊少年マガジン』で『透明人間』と『いずみちゃん』がヒットしていたからです。連載開始は84年で、弓月光先生の『ボクの婚約者』なども掲載されていたんですが、もう少しエッチなマンガを増やそうという思惑があったのか、新人で持ち込みをしていた僕に白羽の矢が立てられ、「『透明人間』や『いずみちゃん』のようなマンガを描いてくれ」とオーダーされました。

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